工芸品・本小札紫糸素掛威腹巻 1領
(ほんこざねむらさきいとすがけおどしはらまき)
本小札紫糸素掛威腹巻
指定名称 | 本小札紫糸素掛威腹巻 |
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所在 | 小田原城天守閣 |
形状等 | 高さ65.0㎝ 幅40.0㎝ |
概説
北条氏康の四男・北条氏規(うじのり)を家祖とする狭山藩主北条家に伝来した腹巻で、室町時代から戦国時代の特徴が顕著にみられ使用痕もある実戦的な甲冑です。草摺(くさずり)の裾のデザインが桃山期的であり、戦国時代後半の制作と考えられます。
また、江戸時代末期頃に修復が行われた形跡がありますが、全体に保存状態は良好です。
工芸品として希少性を有することはもちろんのこと、北条氏規にゆかりがある可能性をもつ文化財を、小田原北条氏の拠点であった小田原城で収蔵、展示していることの意義は高く、本市の文化史上特に貴重なものであると評価されました。
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