天然記念物 ・上輩寺の乳イチョウ
上輩寺の乳イチョウ(市指定 昭和49年3月30日)
【所有】 上輩寺
【所在】 小田原市酒匂2−44−27 上輩寺
【概説】
項目 |
目通り幹囲 |
株元周囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
5.0m |
約9.0m |
約15.0m |
東西15m |
この木は、上輩寺本堂南西側の墓地内にあり、勝福寺、光円寺のイチョウと共に小田原市内における三大イチョウの一つであって、乳柱の多いところが特色です。
主幹は、地上約5mの所で2大枝幹となり、さらに北側支幹は3枝に分かれ、それぞれ斜め上に枝分かれして樹冠を形成しています。樹形は逆三角形状となっていて、独特な姿をしています。
また、この木は大小合わせて100本以上の乳柱があり、そのうち長さ1mを越えるものが20本以上あります。斜め上に伸びた枝元付近から垂れ下がっている様は、まさに一大奇観です。このように乳柱の多いものは乳イチョウと呼ばれ、国の天然記念物に指定されているイチョウにもいくつか見られます。
市内の社寺林の中で、幹囲り4m以上のものは、神山神社、萬松院、春光院などの境内にあります。