登録有形文化財・岩瀬家住宅主屋
登録・認定種別
登録有形文化財 建造物 住宅
小田原ゆかりの優れた建造物認定
小田原ゆかりの優れた建造物認定
登録・認定年月日
(登録)平成21年1月8日
(認定)平成7年6月19日
(認定)平成7年6月19日
所在地
小田原市鴨宮692
所有者
個人
内容
年代:安政4~5年(1857~1858)
構造:木造平屋建
屋根:茅葺
建築面積:190平方メートル
構造:木造平屋建
屋根:茅葺
建築面積:190平方メートル
特徴等
この建物は、幕末から明治期の豪農の形態をいまだに残している貴重な茅葺き農家造りで、力強い重量感を持ちながらも、控え目で、上品な静けさを感じる建物です。内部も余計な飾りがなく安政4年の建築時の平面図と比べても、ほぼ建築時に近い形態が残っています。特に、通常は竹を通して通行を禁じている来賓用の玄関が当時を偲ばせ貴重です。
庭は、樹木、塀等が効率よく並び、外の騒音を遮断しており、松煙塗りの黒板塀と力強い御影石の門柱が民家風の外観の建物と良く調和しています。
庭は、樹木、塀等が効率よく並び、外の騒音を遮断しており、松煙塗りの黒板塀と力強い御影石の門柱が民家風の外観の建物と良く調和しています。
登録基準
1.国土の歴史的景観に寄与しているもの
認定理由
ゆかりについて
岩瀬邸は、安政4~5年(1857~1858)に建築された建物で、戦後三越の社長として長年財界で活躍した岩瀬英一郎の生家。
建築的評価
屋根は茅葺き屋根で南側と北側を交互に葺替えを行っている。内部は一部改変しているが、概ね旧状を保っている。庭は立木に囲まれ、周辺の環境を一変させるような静けさを感じる。建築時と思われる図面が残っている。