広島訪問のようす

平成27年8月5日(水)~7日(金)の2泊3日で広島を訪問し、仲間とともに学び、話し合い、多くの貴重な経験をしました。

【訪問1日目】平成27年8月5日(水)

行程

  • 被爆体験講話【講師:大田 金次さん】
  • 広島平和記念公園内見学【ガイド:広島市観光ボランティアガイド協会(2名)】
    ・原爆ドーム
    ・原爆の子の像(千羽鶴の奉納)
    ・原爆死没者慰霊碑(献花) 他
  • 広島平和記念資料館(自由見学)

被爆体験講話

被爆体験者の大田金次さんから、当時のようすや悲惨な状況をお聞きしました。

大田さんは、当時5歳。爆心地から900メートル離れていた自宅の中にいても、原爆が投下された際の閃光がはっきりと分かったそうです。

被爆体験講話のようす

広島平和記念公園内見学

広島市観光ボランティアガイド協会の方にガイドをお願いし、2班に分かれて広島平和記念公園内を見学しました。

主に見学したところは、「原爆ドーム」、「原爆の子の像」、「原爆死没者慰霊碑」。

「原爆の子の像」では、本市の中学生が平和の願いを込めて折った千羽鶴を奉納し、「原爆死没者慰霊碑」では、一人一人献花をささげました。

ガイドの方からは、「広島は、70年間、草木も生えず、人も住めないと言われた中で、芽を出したアオギリの緑は広島市民の光だった。緑は人間にとって大切。その生命力はすばらしい。皆さんも輝かしい未来に向かって頑張ってほしい」とエールをいただきました。

広島平和記念公園内見学
広島平和記念公園内見学(千羽鶴奉納)
広島平和記念公園内見学(原爆ドーム)
広島平和記念公園内見学(献花)

広島平和記念資料館

広島平和記念資料館では、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す多くの写真・資料が展示され、派遣生徒たちは、原爆の実相を目に焼き付けるように、真剣に見学していました。

想像を絶する凄まじさに言葉をなくしてしまうほど・・・。

実際に自分の目で見た原爆の悲惨さは、派遣生徒たちの心にどのように残ったのでしょう。

広島平和記念資料館①
広島平和記念資料館②

【訪問2日目】平成27年8月6日(木)

行程

  • 平和記念式典に参列(参列者数:約55,000人)
    ・原爆死没者名簿奉納
    ・式辞
    ・献花
    ・黙とう・平和の鐘
    ・平和宣言(広島市長)
    ・平和への誓い(こども代表2名)
    ・あいさつ(内閣総理大臣、広島県知事、国際連合事務総長)
    ・ひろしま平和の歌
  • 呉市大和ミュージアム(講座、自由見学)
    ・「大和」講座【講師:大和ミュージアム職員】
     戦艦大和の歴史・技術について
  • 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(自由見学)
  • 本川小学校平和資料館【ガイド:本川小学校保護者】
  • グループワーク(振り返り等)

平和記念式典

平和記念式典のようす

戦後70年・被爆70年ということもあり、今年の参列者数は、昨年に比べ

10,000人多い、約55,000人。被爆者の高齢化などのため、式典会場では、今年からテントが張り出されていました。

広島市長の「平和宣言」、子ども代表の「平和への誓い」、内閣総理大臣のあいさつなど、テレビで観ていた場所に参列していることを実感しながら、派遣生徒は、世界各国の方々と平和を願いました。

呉市大和ミュージアム

大和ミュージアム「大和」講座
大和ミュージアム「10分の1戦艦大和」
大和ミュージアム見学
大和ミュージアム「零戦」

呉市大和ミュージアムでは、まず、職員の方から「大和」講座を受け、戦艦大和の歴史や技術について学びました。

大和ミュージアムのテーマは、「歴史」「科学技術」「ものづくり」「平和」。

戦時中に、軍艦を造るという一つの産業ができましたが、戦後は平和のために、その技術が役立てられました。たくさんの犠牲の上に、今の私たちの暮らしがあることを学びました。

講座の後は、自由見学です。

派遣生徒は、戦艦大和の迫力に目を輝かせながらも、当時の状況をしっかりと受け止めていました。

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館①
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館③
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館②

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、遺族の方の申し出により、原爆死没者のお名前と遺影(写真)を登録・永久保存し、公開しています。

体験記閲覧室などもあり、派遣生徒の中には、さまざまな資料や映像を閲覧・視聴し、調べ学習をしている生徒もいました。

本川小学校平和資料館

本川小学校平和資料館①
本川小学校平和資料館②

同校の保護者の方にガイドをお願いし、爆心地にもっとも近い学校として大きな被害を受けた本川小学校平和資料館を見学しました。

2年前まで小学生だった派遣生徒たち。

尊いいのちを一瞬にして奪われた当時の小学生を思いながら、ガイドの方のお話や展示資料を熱心に見聞きしていました。

グループワーク

グループワーク①
グループワーク②

2日間、駆け足で見学・学習したことを、各班に分かれて振り返りです。

「ここの施設はこうだったよね」「どんな風に感じた?」

2日目ともなると、グループワークも活発に行われ、見学施設やガイドの方から学んだことを、お互いに話し合いながら整理します。

各班には、担当する学習課題があるので、みんなで協力して準備を進めていました。

【訪問3日目】平成27年8月7日(金)

行程

  • グループワーク(広島平和記念資料館等見学)

グループワーク

最終日は、広島平和記念公園内でのグループワークです。もう一度見学したい施設や、新たに行ってみたい施設など、班行動で回ります。

どの班も、まずは広島平和記念資料館へ。時間をかけて、ゆっくり、じっくり見学していました。

公園内には、まだまだ多くの施設があります。「動員学徒慰霊碑」や「被爆アオギリ」など、時間が許す限り、見学しました。

平和記念資料館
被爆アオギリ
動員学徒慰霊碑
集合写真

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総務部:総務課 総務係

電話番号:0465-33-1291

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