レポーターブログバナー
2014年09月22日(月)

小田原の街でこんな美術展 〜ギャラリー新九郎で小田原女流展〜

芸術の秋、読書の秋、食欲の秋、運動の秋、収穫の秋、行楽の秋。秋は何にでもふさわしい。小田原では、いま市をあげて市民文化祭の最中である。街のギャラリーでも美術展や書展などの作品展が次々と開かれている
上:みなづきの人 下:こんばんわ(左右)こんにちわ(中)上:みなづきの人 下:こんばんわ(左右)こんにちわ(中)
◆洗練された線で描く裸婦

町の伊勢治書店3階にあるギャラリー新九郎では、9月10日から15日まで小田原の女流作家13人による「第28回小田原女流展」が開催されていた。さすが小田原の美術を代表する作家の集まりだけに、具象や抽象の26点のすばらしい作品が並ぶ。豊島シズ枝さんの「みなづきの人」は、洗練された線で描く裸婦に銀色のキューブが華やかさを添える。田隝佳子さんの「こんばんわ」は、バラ・トカゲ・トリのモチーフに、夜中を指したトケイと黒い影で描かれたヒトが夜の心象を思わせる
上:夜(デンパサールにて)  下:語り上:夜(デンパサールにて)  下:語り
◆漆黒の闇に光る海

南足柄から訪れたという2人は、高木なえさんの「夜(デンパサールにて)」を前に、「漆黒の闇に光る雲と月と対岸と船がとても印象的」という。また、矢後幸子さんの「語り」では、「ふたりの女性が抽象的に描かれているだけに、なにを語りあっているか想像したくなる」と、お2人。女流展は、豊島シズ枝さんら3人が中心となって昭和62年に創設した仲間の集まり。小田原の美術界を牽引している
くまゆき記
□第28回小田原女流展
□会期 2014年9月10日(水)-15日(月) 10時-17時
□会場 ギャラリー新九郎 小田原市栄町2‐13‐3 
     電話0465‐22‐1366
□事務局 豊島シズ枝(方) 電話0465‐36‐1000
 

2014/09/22 09:58 | 美術

ページトップ