上:みなづきの人 下:こんばんわ(左右)こんにちわ(中)◆洗練された線で描く裸婦
栄町の伊勢治書店3階にあるギャラリー新九郎では、9月10日から15日まで小田原の女流作家13人による「第28回小田原女流展」が開催されていた。さすが小田原の美術を代表する作家の集まりだけに、具象や抽象の26点のすばらしい作品が並ぶ。豊島シズ枝さんの「みなづきの人」は、洗練された線で描く裸婦に銀色のキューブが華やかさを添える。田隝佳子さんの「こんばんわ」は、バラ・トカゲ・トリのモチーフに、夜中を指したトケイと黒い影で描かれたヒトが夜の心象を思わせる。