
はじめに
皆さんは、ボランティアに対してどのようなイメージを持っていますか?
私は、ボランティアに対して、難しそうだなと少し身構えてしまうところがありましたが、2023年11月5日におだわら市民交流センターUMECOで開催された、「ミサンガを作る体験工作」というイベントに運営者の一員として参加させていただき、実際は若い世代の参加者が非常に多く、場の雰囲気も明るく楽しい印象を受けました。
「ミサンガを作る体験工作」は、NPO法人日本ゆたかなまちづくり研究会が開催するアクティブサロンです。この活動では、小児がんと闘っている子どもたちの「こころ」を元気づけるため、手作りのミサンガを販売し、その収益のすべてを地方独立行政法人神奈川県立病院機構、神奈川県立こども医療センターに寄付しています。
インタビューとボランティアの感想
ここからは、参加してみた私の感想と、イベント主催の方やボランティアの方にインタビューをさせていただいた内容をお伝えしたいと思います。
NPO法人日本ゆたかなまちづくり研究会の理事長である新田時也さんは、「小田原は地域住民とともに何か活動を行う動き・地域性があるイメージ。ミサンガを作る体験工作のような生涯学習講座は、学校で学ばないことを学ぶ機会であるため、これからも続けていきたい。また現在の支援は難病の子どもたちが対象だが、障害等に対してもアクセサリーを通して支援を行い、心をつなげていきたいと考えている。将来的には、小田原から神奈川、全国へと規模を拡大していき、『アクセサリーで心をつなぐ協会』を実現したい。」とおっしゃっていました。
ボランティア参加者の中には、小学生から地域清掃活動に参加しており、ボランティアに興味を持っている学生ボランティアの方や、親子で地域貢献活動に参加してみたいと考え、活動実績が豊富な新田さんが開催するイベントを選んで参加した親子等、様々な年代の方がいらっしゃいました。
参加者全員がボランティアに興味を持ち、活動を通して自分たちが住む小田原をより良いものにしたい、困っている人の手助けをしたいという想いを持っており、こういった考え方が若い世代を中心に更に広がることで、住みよい地域づくりが進むのではないかと感じました。