(写真2)金次郎像 報徳二宮神社の境内にも、祈祷殿の前に金次郎像が立っています(写真2)。台座には大きなしめ縄が飾られています。山で柴刈りをした帰り道、薪を背負って歩きながら本を読んでいる、いわゆる「金次郎像」です。金次郎像は、ブロンズ製、石製、コンクリート製とさまざまですが、この金次郎像はブロンズ製です。昭和3年(1928)昭和天皇即位御大礼記念として神戸の中村直吉氏が寄贈されたもので、製作は三代目慶寺丹長です。同じものが約1千体も製作されて全国の小学校などに設置されましたが、戦時中に全て供出されて残っているのはこの一体だけだそうです。