市長の日記

市長の日記

2025年04月15日(火)

渋谷真子さん、視覚障害者福祉会、懸案の検証作業 ほか

 二十四節気では、「清明」から「穀雨」へと向かっています。晴れれば清々しく爽やか、その合間に適量の雨が降り、野山では草木が育ちゆく季節。来月中旬から足柄平野でも田植えが始まりますが、その準備で農家の方々は気ぜわしくなる時期でもあります。

 14日、朝一番で、渋谷真子さんが市長室を訪ねて下さいました。現在は車いすユーチューバーとして知られ、山形県や鶴岡市の観光大使などを務めておられます。生まれ育った山形県にて茅葺き職人を目指しながら、猟師としても活動していた中、2018年仕事中に屋根から転落。脊髄損傷による障がいを負い、車いすでの生活となりましたが、実に様々な活動に取り組まれており、その姿を日々発信しておられます。この日は、そんな渋谷さんのこれまでと今の様子を描いた絵本「1日1日をハッピーに」を、小田原市立の全小中学校にご寄付頂きました。車いすや障がいへの理解を深めてほしいとの願いが込められています。とてもチャーミングで明るく、絵本に描かれているとおりの素敵な笑顔が印象的な方で、私も教育長も朝から元気を頂きました。ぜひ、各校で多くの児童生徒に読んでほしいと思います。
 午前中、創立70年を迎えた小田原市視覚障害者福祉会の記念式典に参列。障がいに対する社会の受け入れがまだ不十分であった時代の中でも、自立支援や社会参加に向けた様々な取り組みが重ねられ、またそれを支える多くの方々のサポートを得ながら、着実に活動を重ねてこられました。コロナ禍によってやや停滞した地域での障がい福祉の分野にしっかりと取り組むべく、ケアタウン構想の再強化を進めること、障がい者も健常者もなく皆が支え合い含み合って暮らせる地域の姿を目指していくことなどを、私からもメッセージとしてお伝えしました。

 午後は、7階大会議室に幹部職員らが集結。昨年来取り組み、この1月に報告がまとまった「小田原市の事務事業に関して懸案とされる事案の検証結果」を踏まえた今後の対応方針について、指摘された点をしっかり踏まえ同じような事案が今後決して起きぬよう、公文書管理条例の制定など市として取り組むべきことを早急に進めて行くべく、職員らに伝達。続けて、来年度から3年間をかけて取り組む「第7次小田原市総合計画第1期実行計画」の策定に向け、持続可能な地域社会の実現と、行財政改革の推進を同時に目指しながらの作業に、タイトなスケジュールではあるがしっかり取り組むよう、全庁一丸となっての推進を指示しました。
​​​​​​​ 事務事業の検証結果については、午後3時から小田原市議会の全議員の皆さんにお集まり頂き、結果を踏まえた今後の対応方針について説明会を開きました。検証に至った経緯や、検証の対象範囲などを振り返りつつ、指摘された事務事業執行上の課題解決に向けた複数の取組について、私から説明。その後、検証作業の内容や今後の進め方について、議員の皆さんから様々な意見が述べられ、また思いが語られました。今回の説明会をもって一連の検証作業は一区切りとしますが、追加での説明が必要なところも残りましたので、引き続き然るべき対応を行っていく考えです。

2025/04/15 12:31 | 未分類

 

ページトップ