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2017年12月19日(火)

音楽アウトリーチ事業・和太鼓コンサート

小田原市立桜井小学校小田原市立桜井小学校
昨年10月に開催された歌唱に引き続いて、今年も桜井(さくらい)小学校でアウトリーチが行われました。今回は、和太鼓の演奏です。このアウトリーチは、小田原市文化部文化政策課が実施している「平成29年度 小田原市文化創造活動担い手育成事業」の一環です。小田原では昔から地域の祭礼行事等で小田原囃子などの太鼓演奏が、盛んに行われています。しかし、今回のアウトリーチでは、「和太鼓コンサート」と銘打っています。太鼓とコンサート? ちょっと異質な印象です。プロ太鼓奏者による大小様々な太鼓のコンサートを聴いて、子どもたちはどう感じるのでしょうか。それでは、音楽アウトリーチ事業の現場からのレポートです。

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2017/12/19 10:23 | 音楽

2017年11月17日(金)

「よみがえる市民会館の絵画たち」展

展覧会のチラシ展覧会のチラシ
11月22日(水)から26日(日)まで、小田原市民会館2階展示室にて、「よみがえる市民会館の絵画たち」と題した展覧会が開催されます。今回の文化レポートは、その展覧会の事前紹介です。


小田原市市民提案型協働事業

小田原市には「小田原市市民提案型協働事業」と呼ばれる、市民団体が事業提案し、小田原市と協働で事業を実施する制度があります。これは、「市民活動団体の新しい発想や柔軟性、専門性等を十分に生かした提案を募集し、提案団体と市が対等な立場で適切な役割分担のもと、双方の責任において協働して事業に取り組むことで相乗効果を発揮し、地域社会の課題解決や新たな市民サービスを創出していくことを目的としています。」と、市ではその狙いをホームページに示しています。具体的には、市民団体が自ら企画した事業の負担金の申請を行い、市の審査に通ると、その事業を市と役割分担を行いながら実施していきます。

「おだわらミュージアムプロジェクト(略称:OMP)」は、「小田原市に美術館を!」の目的で2011年3月に発足し、これまで美術展開催や他市のアート活動調査などの活動に取り組んできました。平成27年度の小田原市文化部文化政策課主催のワークショップ「小田原の文化資源を発掘する◆小田原市民会館のストーリーを紡ぐ」に参加したメンバーが、ゲストの西相美術協会前会長の齊藤四郎氏から小田原絵画の歴史を伺いました。そして、会場であった小田原市民会館にも数多くの小田原ゆかりの作家による絵画が掲示されていることに改めて気が付いたのです。

ところが、それらの絵画には、汚れや一部破損やひび割れが数多く見られ、更に、絵画のキャプション(タイトルや作家名)もない作品や作家の履歴が不明になりつつあることも分りました。OMPで、それらの劣化を何とかせねばならないと話し合いました。一方で、OMPとしてもアートツアーなどのイベント活動だけでなく日常的な活動に取り組みたいとの意向もあり、平成29年度事業として「小田原市民会館所蔵美術品の補修・保護事業ー小田原市民会館の美術品を守るー」を申請しました。事業内容として、「(1)市民会館所蔵絵画の洗浄と吊紐等補修、(2)絵画・作家履歴調査して基本情報の整備、(3)市民会館所蔵絵画の基本台帳の作成」を提案しました。審査の結果、OMPの協働事業提案は採用されることになり、作業が始まったのです。

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2017/11/17 13:11 | 美術

2017年10月17日(火)

小田原の街でこんな美術展 〜それぞれの顔 それぞれの視線 第二金土デッサン会展〜

■第二金土デッサン会展が9月27日から10月2日までダイナシティのギャラリーNEW新九郎で開催された。「第二金土デッサン会」というちょっと変わった会の名前はその成り立ちに由来する。小田原の美術界に大きな足跡を残した井上三綱らが画業研鑽のために第二金曜と土曜にアトリエに集まったのが発足という。いまの小田原美術界を代表する日下部良平さんや豊島シズ枝さんも草創からのメンバーとのこと。現在の第二金土デッサン会は、会員40名・ビジター10名で、月2回「けやき」の美術工芸室で、そのうち15人ほどが集まって裸婦や着衣のデッサンやクロッキーで制作に励む。メンバーは西相美術協会の会員からアマチュア画家まで多様。主催する指導者はなくそれぞれの感性で自由に描くことが会の趣旨だ。この「デッサン会展」のレポートは3回目になるが、今回は「顔」の部分を取り出してみる。作品以上にそれぞれの個性が浮き出ている。出展者23名、出展数40点
 

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2017/10/17 14:17 | 美術

2017年10月03日(火)

秋の酒匂川サイクリング

9/23は秋分の日。前日までの天気予報は「曇り」でしたが、当日は時折顔を見せる太陽もあって、スポーツするには良い季節となりました。こんな日には私の趣味でもある自転車がぴったり。

10月に伊豆へ輪行に行く前のウォーミングアップと自転車を整備した後の確認も兼ねて、自転車を走らせることにしました。小田原にはサイクリングコースがあるという話を聞き、調べて見つけた酒匂川サイクリングコース。今回のウォーミングアップに利用させてもらいます。

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2017/10/03 11:37 | 季節

2017年09月27日(水)

現代美術展・小田原ビエンナーレ 2017 「感性の磁場II」見学、鴨宮・飯山邸にて

9月18日の休日、古民家の前にこんなのぼり旗を見つけました。

 

「小田原ビエンナーレ」

何か展覧会が行われているようす。

場所は、巡礼街道「JAかながわ西湘」交差点から賀茂神社方面に入ったところです。

以前から、斜め向かいの岩瀬邸とともに気になっていたお宅でした。

 

中へ入ると、一人の男性が出て案内してくれました。

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2017/09/27 14:30 | 美術

2017年09月06日(水)

御木曳き・立柱式と遠州森町山車引渡式

大鳥居の笠木・杉・長さ12m大鳥居の笠木・杉・長さ12m
現在、小田原市では黒田長成公爵の別邸だった清閑亭へのアクセス向上のため、「清閑亭周辺散策路整備計画」で歩道の拡張工事を進めています。そのため「報徳二宮神社」の表参道大鳥居を建て直して、位置を少し奥へ移動させることになりました。昭和4年(1929年)建立の大鳥居は鉄製銅巻きでしたが、新しい大鳥居は小田原らしく小田原の木材を用いることになりました。平成27年から「小田原辻村の森」で御用材の選定が行われ、12月に御用材の伐採が行われました。高さ32m、樹齢約300年の杉の大木4本が神事に則り伐採されました。これらの杉の木は、江戸時代の小田原藩藩主大久保家が植林したのだそうです。江戸時代の空気を吸ってきた木材なのです。小田原の大工職の方々により、御用材は製材・加工されて準備が整いました。そして、8月30日に、鳥居の最上部に据えられる「笠木(かさぎ)」が市民の手により運搬される報徳祭「御木曳(おきひ)き」が盛大に開催されました。
 

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2017/09/06 14:17 | 歴史

2017年08月10日(木)

外国人にとっての神道 報徳二宮神社で英語ガイド研修

小田原英語ガイド研究会は、UMECOで隔週木曜日に集まって、小田原とその周辺の英語ガイドをブラッシュアップする会。2017年7月27日(木)35度の日が続いたあと戻り梅雨かと思うような雨、報徳二宮神社でのガイド研修会の開催が心配されたが、当日はうす曇りながら格好のお天気となった。

この日、研究会ではメンバー10人で報徳会館のジュディス・レンヘル(Judith Lenherr)さんを訪ね、報徳二宮神社の案内を英語でしていただいた。レンヘルさんは、4年前スイスから留学生として来日し、二宮尊徳の思想や業績を学び神道にも造詣が深い。今ではローカル・ジャパンのプロジェクト・マネージャーとして報徳会館を拠点に小田原・箱根の海外への観光プロモーションに活躍している。日本語も堪能。

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2017/08/10 10:37 | その他

2017年07月21日(金)

小田原城甲冑展『小田原城 武者揃え 〜戦の時代の装い〜』

昨年5月にリニューアルした小田原城天守閣。

7月5日には早くも入城者100万人を超えました。

地元ひいきで言うわけではありませんが、一年で100万人というのは凄いことだと思います。


それを記念して、過去の特別展で最も人気の高かった武具・甲冑に焦点を当てたのが、今回の小田原城甲冑展『小田原城 武者揃え 〜戦の時代の装い〜』です。

一般社団法人日本甲冑武具研究保存会協力のもと、会員所蔵品など貴重な資料の数々が展示されています。

 

早速見てきましたが、時代資料的にも工芸品としても見応えあるものでした。なかには、戦国時代の小田原や東国の武者が身につけていた武具はこうしたスタイルだったのかと想起させる資料も幾つかあります。

 

許可を得て撮影してきましたので、今レポでは展示の一部を紹介したいと思います。

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2017/07/21 09:54 | 歴史

2017年07月18日(火)

椎野聖絵画展

小田原城/常盤木門小田原城/常盤木門
画家椎野聖氏の個展が、昨年に引き続きアオキ画廊で開催されました。今年5月に開催された、母校小田原高校の同期生(19期)の柴田雅章氏(陶芸家)内野克実氏(写真家)との3人展を含めるとほぼ1年の間に3回目の小田原における展覧会となります。

彼の高校の同期生の一人として、さまざまなお話を伺えましたので、彼の歴史とこの展覧会についてレポートさせていただきます。

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2017/07/18 14:24 | 美術

2017年07月14日(金)

「キノコ狩りは楽しいぞ!」の紹介


まえおき
「キノコ狩りは楽しいぞ!」との題目ですが、第8回小田高自然環境フォーラムにおける「森の番人」酒井利幸さん(以下、酒井さん)が行った講演についての報告をお届けする。
話はさかのぼって2016年11月21日、私が寄稿した、小田原市文化レポ-タ・レポート「きのこ写真展の紹介」を主催した酒井さんのお名前を小田高自然環境フォーラム(2017年6月18日)のパンフレットに発見し、これは聴かねばとの気持で、雨降りの100段階段を上って行きフォーラムへの参加記録である。
 

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2017/07/14 10:22 | その他

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