市長の日記

市長の日記

2024年09月02日(月)

大雨対応 ほか

 9月に入りました。今朝は久しぶりに朝から青空。先週来続いていた台風10号余波の大雨対応、台風本体の雨への対応が、昨日でほぼ一段落。警戒レベル4の土砂災害警戒情報発表に伴い開設した避難所も、昨夜遅くの解除をもって閉鎖されました。また、本日午前中、大雨警報もようやく解除。避難所の開設に数日間ご対応頂いた各地域の皆さん、ローテーションを組んで各種対応にあたってきた配備職員や市民救援部の職員の皆さん、本当にお疲れさまでした。
 1日に2回目の災害対策本部会議を開催、市内各所の被害状況について情報が集まっている範囲で確認。規模は様々ですが、かなりの件数に上ります。これについては、本日午後に3回目の会議を開催して被害の軽重を確認し、市の事業の中でも優先順位を上げ、全庁体制で復旧に当たる予定です。  
 
 以下、先週のことで日記に掲載できていないことを記しておきます。
 8月29日、午前中は天候の具合を気にしつつ、各部局の正副部局長全員を集めての幹部会議を開催。9月定例会以降の諸事業推進を視野に、重要案件などの報告と意見交換がなされました。案件は、地域担当職員の配置を視野に入れた地域コミュニティ施策、脱炭素の推進に向けた再生可能エネルギー関連事業、財政の健全化に必要となる各種使用料及び手数料の見直しの進め方、国から地方創生関連交付金を得て実施している諸事業の効果検証。それぞれ意欲的に取り組まれている状況を心強く感じました。  
 また午後には、今後の市政運営の中でも大きな課題となる、ごみ処理の広域化について、箱根町・真鶴町・湯河原町の各首長らと協議。小田原市と3町のごみ処理のフローを、いずれは広域化(一本化)するという前提で、長年議論が続けられてきました。今後の施設整備にむけた率直な意見交換が行われました。  
 この日、市長室を訪ねて下さったのは2件の皆さん。  
 まず、この春に行われた全日本中学生女子ソフトボール大会で優勝した神奈川県チームに、小田原市から選抜され参加していた菊川瑞歩さん(鴨宮中3年)と白川結菜さん(酒匂中3年)のお2人が、優勝の報告に来てくれました。6戦を勝ち抜き、大阪府との決勝戦ではシーソーゲームをサヨナラ勝ちで制しての日本一。菊川さんは投手として、白川さんは野手・バッターとして、いずれも大活躍でした。お2人とも高校進学後もソフトボールを続けたいとのこと。更なる成長が楽しみです。  

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2024/09/02 12:27 | 未分類

2024年08月31日(土)

大雨対応

 先週末あたりから不規則に降るようになった雨は、29日から30日にかけて観測史上最大の記録的雨量を観測。市内各所で倒木、路肩崩落、斜面崩壊、住宅倒壊など、判明しているだけでも少なからぬ被害がすでに発生しています。小田原市では29日夕刻から、土砂災害が警戒される地区において避難所を開設するとともに、30日16時30分には災害対策本部を設置、職員らが所定の配備態勢に就いているところです。

台風10号の接近に伴う今回の小田原への影響は、水源部への大雨が少ないため主要河川の水位上昇が少なく済んでいる反面、南から入り込む湿った空気が伊豆半島にぶつかり次々に雨雲を形成、足柄平野から県央部の平地にて大量の雨をもたらし、市街地とその周縁の山裾で被害が多くなっています。市街地に集水域がある森戸川では、急激な水位上昇も見られたところです。

今日は小康状態となっていますが、夕方以降から明日にかけて台風本体の雨雲がかかる見込みで、すでに大量の水分を含んだ地盤が持ちこたえられるのか、非常に懸念されます。普段は水量の少ない小河川や用排水路でも急激に水位が上がる可能性があります。
周囲に急傾斜地や崖地、盛土による造成地、河川や用排水路などがあるお宅では、躊躇せず安全確保の行動をお願いします。危険性のある場所へは、特に今夕雨が降り出して以降は、決して近づかないように。
各種情報は市HPでも随時更新・掲載していきます。

2024/08/31 09:39 | 未分類

2024年08月29日(木)

県西部広域行政協議会 ほか

 今日からパリにてパラリンピックが始まります。すでに新聞やテレビでも報じられていますが、ゴールボールに小田原出身の鳥居選手(20歳)が出場します。野球に打ち込んできましたが、視覚障害を発症し、野球を続けることが困難になる中、ゴールボールと出会い、代表選手になるまで鍛錬を続けてこられた若者。小田原からもしっかり応援をしたいものです。

 28日、午前中は国立印刷局小田原工場を視察させていただきました。新札発行が始まっている中、最新の稼働状況などをご案内したいと、印刷局さんからお声をかけて頂いたものです。前の任期中にも一度工場内を拝見したことがあり、私自身は2度目の訪問でした。
 緻密な作画、偽造防止の数々の技術など、世界に誇る紙幣印刷技術に加え、国内では2か所のみとなる抄造(製紙)工程を備えた、小田原工場。お札となる前の特殊な用紙については岡山と小田原のみの抄造で、私たちのお財布に入っているお札の2枚に1枚は、酒匂川の水を使って作られた「小田原産」の紙です。
 近年は地元の皆さんとの交流もより重視され、様々な活動を展開してくださっています。約840名の職員がここで働き、多くは小田原市民とのこと。操業開始から70年以上、これからもこの場所で操業を続けて頂きたいと願っています。

 午後一番で、湘南ベルマーレフットサルクラブの佐藤代表、パートナーである一燈会の山﨑氏らが来訪。スポーツクラブの運営を核として様々な社会貢献事業を展開するに至っている現在の状況について報告してくださいました。多彩な企業、加えて県内を中心に多くの自治体とも包括連携を結ばれ、極めて意欲的に事業を拡大されています。今後もしっかりと手を携えていくことを双方で確認。
 その後、小田原市水産市場にて、早川河川漁業協同組合の皆さんと意見交換。渓流釣りの世界ではたいへん有名であり多くのファンが訪れる早川ですが、水源である芦ノ湖からの放流量の少なさ、大涌谷から流れ込んでくる硫黄による生態系への影響、度重なる集中豪雨等で流路が変わってしまい河川敷での活動ができなくなったこと、川鵜による食害など、様々な課題があります。市の水産振興はともすれば海に偏りがちですが、河川での漁業支援の必要性につき改めて認識を深めました。

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2024/08/29 11:15 | 未分類

2024年08月28日(水)

傷みの進む郷土文化館 ほか 

 まだ遠く離れているとはいえ台風10号の余波なのか、27日は終日不安定な天候でした。朝のうちは少し日差しがありましたが、お昼前には横殴りの雨となり、午後は止んだり断続的に降ったり。夕刻にはレーダー上に真っ赤な雲の映像が現れ、小田原市にも洪水警報が発表。20時半頃には解除となりましたが、一時小田急線が運転を見合わせたり、箱根全山で国県道が通行止めになったり。一日中、空模様に気をもむ日となりました。静岡ではずーっと豪雨が続いており、土砂災害も発生しています。台風の歩みは遅く、こうした被害が各地で長引くことが心配です。

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2024/08/28 12:29 | 未分類

2024年08月27日(火)

県幹部との意見交換

 26日、午前中に定例記者会見、午後からは農業委員会総会および成年後見制度利用促進審議会でのご挨拶、その後は真鶴町へ。真鶴町民センターで行われた、西湘地域首長懇談会に参加しました。
 この懇談会は、神奈川県内各地区の県政総合センターが主催し毎年行われているもので、各地域ブロックに属する市町村の首長が参加、各市町村から出される政策要望や提案に対し知事や関連部局長らが具体的に応じるという、対話型の懇談会です。この日は県西地域の1市3町(いわゆる足柄下郡)が対象で、小田原・箱根・真鶴・湯河原の各首長からの要望・提案に対し、知事・政策局長・総務局長のほか、環境農政・県土整備・教育・福祉子どもみらい・くらし安全防災などの局長らがコメント、その後フリーディスカッションなどが行われました。
 各首長に割り当てられた持ち時間は短いため、項目を絞って要望することになります。小田原市からは、耕作放棄と荒廃が進んでいるものの利活用に大きな可能性を持っている国府津丘陵や片浦地域の農業振興と地域活性化に向け、広域農道の延伸や沿道の利活用に関する提案、水源環境保全税の継続の要望を行ったほか、支援が必要な子どもたちへ丁寧な対応が可能となるよう教育現場への教職員の増配や医療専門職の配置、待遇改善が進まず人材確保でたいへん困難な状況にある介護分野への対応、食料生産や生物多様性の確保といった価値を担いうる鬼柳・桑原地区の開発の在り方などについて、県としての取り組みやコミットを要望。
 ちなみに、箱根町からは渋滞の激しい湯本地区の状況改善に向けた道路政策、真鶴町からは広域行政に対する県としての更なる取り組み、湯河原町からは移住施策や庁舎の再整備等への支援策などについて要望がなされました。

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2024/08/27 10:54 | 未分類

 

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