市長の日記

市長の日記

2024年08月13日(火)

SDGs、県要望、地震対応ほか

 お盆に入りました。酷暑は収まる気配がありませんね。少し早めにご先祖様をお迎えに行った墓所では、墓石が触れぬくらいの熱さに。東北では台風による大雨での被害が深刻化、関東でも16日あたりから台風7号が接近しそうで、警戒が必要です。東西で発生する地震、連続して列島を襲う台風・・・災害列島であることを例年以上に思う夏となっています。

 9日、「おだわらSDGsパートナー」登録式が市役所にて開かれました。2019年、小田原市は「SDGs未来都市」として認定され、取り組みが特に先導的であるとの評価により「自治体SDGsモデル事業」の指定も受けました。以来、官民で構成される「SDGs実行委員会(会長:原正樹さん)」が中心となり、市内の諸団体や事業所、そして多くの市民の皆さんの参加により、持続可能な社会の実現に向けた様々な活動が進められてきました。そのひとつが、地域内の諸団体や事業者の皆さんに「SDGsパートナー」として登録していただき、それぞれがつながり合って目標達成を進める取り組み。2019年度に第1期の登録を行って以来、今回が第7期、25者が加わり、累計で335者ものみなさんがパートナーとなられました。皆さんには市長から登録証(小田原の木材を使ったもの)をお渡しし、共に力を合わせていくことを確かめ合いました。

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2024/08/13 11:30 | 未分類

2024年08月09日(金)

健やかな食、広域農道、安野さん

 8日夕方に発生した宮崎での震度6弱の地震に関し、気象庁では初めて南海トラフ地震臨時情報を発表しました。市役所では動員1号体制を発動し、関連する職員たちが市役所に待機。向こう1週間の体制について、本日早朝より対策会議を行います。それを踏まえ、市民向けに注意喚起や準備に関する呼びかけを行うことになります。  
 
 8日、「健やかな食のまち」に関する会議が開かれました。これは、ここ数年取り組まれてきた「美食のまち小田原」について、私がマニフェストにて「健やかな食のまち」への視点の切り替えを提案していることを受け、「美食のまち」の検討に携わってこられた委員の皆さんと意見交換を行ったものです。  
 「美食のまち」でイメージされがちであった、高級食材志向、市外への発信重視というスタンスから、小田原市民が日常的に食する食材や料理、食文化、これらを支える生産者や各事業者、さらにはその舞台となる農地や海、山林などの環境などに力点を移し、市民が愛し、市民が誇れる小田原の食にフォーカスをしていこうとするものです。最終的に、地元住民に愛される食こそ、来訪客が最も関心を持ち、それが観光を通じた地域振興にもつながると考えています。  
 参加された委員の皆さんから、こうした考えに呼応したご意見が多数出されました。観光協会の外郎会長からは、かつて地元の食が街道にずらりと並んでいた宿場町小田原ならではの取り組み可能性についてのご提案。商店街連合会の丸田会長からは、「このまちならではの取り組みが大切。そういう時期に来ている」とのご指摘。市漁協の高橋組合長からは「海水温の上昇などで魚の分布が大きく変わりつつある。マグロやサーモンではなく、小田原で採れる魚を大切にしなければ」とのご意見。ほかにも、食糧自給率や地域のコミュニケーションの観点、子どもたちの健やかな育成など、様々な、そして深い視点からのご意見が多く、とても有意義な意見交換となりました。これらを踏まえ、秋以降に「健やかな食のまち」としての取り組みを提案していく予定です。  

 午後、工事が進められている広域農道小田原湯河原線の建設促進に関する協議会の総会があり、広域農道の工事進捗を沿道各市町の関係者で共有しました。平成8年度から始められ、平成30年代半ばまでには開通が目指されていた路線ですが、国の財源の問題に加え、工事区間の至る所に岩盤や巨石が出てくること、尾根や谷をまたぐ地形的な難しさなどから、工期は延長が繰り返されています。当面、石垣山一夜城の上から、根府川の星ヶ山上部をつなぐ路線の整備が目指されていますが、石橋~米神間の工事に時間を要しており、まだ数年はかかりそうです。関係者の皆さんのご尽力に感謝しつつ、工事の順調な進捗を願うものです。  
 
 夕刻、6月10日に任期途中にて亡くなられた故・安野裕子市議へ、小田原市より市政功労表彰を贈らせて頂きました。息子さんやお孫さん、長年支援された関係者の皆さんと、安野さんを偲んでしばし懇談。返すがえすも残念でなりませんが、市政の行方をしっかり見守って頂いていると思います。  

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2024/08/09 13:24 | 未分類

2024年08月07日(水)

原爆忌、要望活動

 6日は79回目の広島原爆忌。その時刻は東京へ向かう車の中で迎えました。戦後70年の節目の年には、市内中学生たちを広島に派遣する平和事業を行い、参加した彼ら彼女らはすでに成人になりました。また、被爆したアオギリの子孫になる苗を皆で小田原フラワーガーデンに植樹、こちらも今や樹高数mの若木に育っています。その後、長崎大学の若者たちを講師に呼び、市内中学生たちが2泊3日の日程で合宿し平和を語り合うワークキャンプも行っていました。
 平和を願う取り組みは、戦争の悲惨さや虚しさを伝えるだけでなく、長い時間軸を視野に、積極的に平和を作り出す人を育てる視点も大切。来年は戦後80年、すでに担当課では記念事業の組み立てに入ってくれています。これからの平和につながる事業を引き続き行っていきたいと考えています。

 朝一番で小田原を出立、まずはさいたま新都心にある関東地方整備局へ。小田原市からは2~3年交代でこれまでに6人の職員を派遣しており、現在は2年目の山田さんが道路管理課で頑張っています。派遣受け入れのお礼と、今後の更なる関係強化に向けて、岩﨑局長や野坂道路部長にご挨拶に伺いました。
 11時からは、「伊豆湘南道路」の実現に向けた要望活動。先週の中部地方整備局への要望活動に続き2週連続となりました。期成同盟会の皆さんが勢ぞろいし、藤田道路企画官に要望。お昼を挟んで霞が関に移動、国土交通省では設営にご尽力いただいた牧島議員や三浦議員など複数の国会議員の皆さんも加勢、強力な布陣で要望活動を展開。道路局次長、事務次官をはじめ、重要ポストの皆さんに要望書を手渡しました。続いて財務省へ。牧島議員のお骨折りで、鈴木財務大臣との面談が実現。事業具体化に向けた大きなステップとなりました。(事前の周到な準備、百通近くの要望書を抱えての小田原~埼玉~霞が関の移動、各室を巡る要望活動等に大汗をかいた建設部職員の皆さん、お疲れさまでした!)

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2024/08/07 12:06 | 未分類

2024年08月06日(火)

要望書受領、江之浦測候所

 5日、2団体から要望書を受領、課題解決や取り組み推進に向けた意見交換を行いました。
 ひとつは、神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部の皆さん。当地域の不動産開発やまちづくり、市民生活や事業活動の基盤でもある不動産管理などを通じて、地域振興を支えて頂いています。要望としては、私が市長に就任後、方針の見直し等を行った都市計画関連の案件の取り扱いや、各種情報提供や手続き上の課題などに加え、「ガンダム」の富野監督との関係強化によるまちづくりの提案など。

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2024/08/06 13:27 | 未分類

2024年08月05日(月)

省庁訪問、バリアフリービーチ ほか  

 2日は終日、霞が関などにて省庁を訪問。小田原市との人事交流を受け入れて頂いている省庁に加え、以前からのご縁がある幹部の皆さんもお訪ねしました。
 林野庁・水産庁ではそれぞれ長官・次長ほか幹部の皆さんと面談。環境省では事務次官および局長・室長クラスの皆さんを訪問。総務省では人事交流を担っていただいている部局の皆さんと。午後からは、国際交流の人材育成でお世話になっているクレアの本部、続いてデジタル庁では斬新でオープンなオフィスの見学も兼ね、派遣受け入れ先の皆さんと懇談。国土交通省では、以前小田原市に都市部長として赴任されていた都市局長の内田さん、かつて市内で行われた防災シンポジウムでご一緒させていただいた技監の廣瀬さん、前任期中に関東地方整備局のまちづくりシンポジウムでお世話になった特別研究官の小林さんと、相次いで面談。
 各所では、日頃の人事交流に対するお礼をお伝えするとともに、その継続、今後に向けた様々な協力関係の確認、各分野の新たな動向についての情報共有など、実に有意義な省庁訪問となりました。派遣中の市職員はいずれも元気そうで何より。同席して頂いた、かつて小田原市に派遣されていた各省庁の皆さんもご活躍の様子で、嬉しい再会のひと時でもありました。

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2024/08/05 15:32 | 未分類

 

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