2日、空家等対策に関する協定の締結式が行われました。
全国の地方都市で増え続けており、小田原市内にも1400件以上存在する「空家等」については、その解消や活用が大きな課題となっています。活用に向けては、修繕やリノベーションを行う費用の問題などが壁になり、放置され荒れ果ててしまうケースもあります。それに対し問題意識を持ってきた地元の金融機関「さがみ信用金庫」さんが、国内最大級の住宅ローン保証会社である「全国保証株式会社」さんの協力を得て、空家等の修繕や改修に関わる費用への低利融資や手数料無料などの金融商品を開発され、このたび小田原市とも協力していくこととなったものです。
小田原市においてもこれまで、空き家バンクに登録された空家等についてHPなどで紹介してきましたが、所有者との調整や物件化へのハードルは高く、ごく限られた案件しか取り扱いができていません。一方で、コロナ以降増えている都市部からの移住希望者から見れば、そうした物件情報はまだまだ圧倒的に少ない状態。既存の空家等の改修などが進み、そうした需要に応えられるようになることは、小田原への移住者の増加、ひいては地域の活性化にもつながります。2社の皆さんに感謝をお伝えし、協力して取り組んで行くことを約束いたしました。
