絵画・天神社の綱敷天神像 1幅
(てんじんしゃのつなしきてんじんぞう)

市指定 昭和45年12月15日
指定名称 紙本著色 菅原道真画像
所在 南町1-5-37 天神社
形状等 紙本著色
縦 63.8㎝ 横 38.8㎝

概説

衣冠束帯(いかんそくたい)姿で円座に坐す、憤怒相を示す菅原道真(すがわらのみちざね)を描いています。
大宰府に配流された道真が、船綱を使って円座を自ら作った逸話から取られた「綱敷天神(つなしきてんじん)」と呼ばれる図様を示しています。
笏(しゃく)と刀には金箔が施され、束帯には椿とみられる樹木が描かれています。衣文(えもん)線や髭などを直線的に描き、描線に勢いや抑揚はありません。
制作年代は室町時代後期から江戸時代初頭のものと推定されます。

軸部には寛文12年(1672)に表具を修復したことが記され、箱書きには永禄4年(1561)に奉納され、寛文12年、明治8年(1875)に修復されたことが記されています。
天神社の綱敷天神像

天神社の綱敷天神像(菅原道真画像)

 画像提供:神奈川県立歴史博物館
 ※無断転載を禁じます。
本図は、天神社の別当寺である三光寺に奉納され、明治維新の神仏分離後、他の寺宝と共に近接する居神神社に移されたと伝えられます。
本図は市内で唯一の制作年代が中世まで遡る神像画です。

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:文化財課

電話番号:0465-33-1717

この情報についてのご意見・ご感想をお聞かせください!

このページの情報は分かりやすかったですか?

※システム上、いただいたご意見・ご感想に対する回答はできません。
回答が必要な内容に関しましては、お問い合わせ先の担当課まで直接お願いいたします。
※住所・電話番号等の個人情報については記入しないようお願いいたします。
※文字化けの原因となる、丸付き数字などの機種依存文字や半角カタカナは記入しないようお願いいたします。

ページトップ