絵画・本源寺の千手観音二十八部衆像 1幅
(ほんげんじのせんじゅかんのんにじゅうはちぶしゅうぞう)

市指定 平成21年3月30日
指定名称 絹本著色 千手観音二十八部衆像
所在 栄町4-3-3 本源寺
形状等 絹本著色
縦130.0㎝ 横68.6㎝

概説

十一面四十二臂(ひ)の千手観音菩薩に、眷属(けんぞく)である二十八部衆と風神・雷神を配す、典型的な千手観音像の図様をとります。
千手観音像は肉身を金色で示し、着衣は緑、 茶などで塗り分けています。
また、眷属は尊像ごとに肉身の色を白、赤、黄土などで色分け、着衣も様々な色が用いられています。
画絹はやや粗いものを用いています。
制作年代は室町時代前半と推定されます。

箱書きには、小田原藩主大久保忠隣(おおくぼただちか)が所持し、元禄9年(1696)に忠隣の曽孫で山城淀藩主の石川憲之(いしかわのりゆき)が当寺へ寄進したと記されます。

本図は、市内伝来の仏画において報身寺の阿弥陀如来像に次ぐ古例であり、小田原藩主大久保氏ゆかりの作品として歴史的にも貴重な作品です。
本源寺の千手観音二十八部衆像

本源寺の千手観音二十八部衆像

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