絵画・紹太寺の鉄牛和尚像 1幅 (しょうたいじのてつぎゅうおしょうぞう)
指定名称 | 絹本著色 鉄牛和尚の画像 |
---|---|
所在 | 入生田303 紹太寺 |
形状等 | 絹本著色 縦132.7㎝ 横80.2㎝ |
概説
入生田紹太寺の開山である鉄牛道機(てつぎゅうどうき・1628~1700)を描いたものです。
鉄牛は円相の中に、右手に払子(ほっす)を持った姿で描かれています。
顔の各所に朱の隈取りを付けて立体感を出す、黄檗(おうばく)画像の描法を守っています。
落款から作者は鉄牛の弟子にあたる元明(げんみょう)であることが分かります。
上部には、福聚坐庵が寛保2年(1742)に書いた賛が記されています。
作者の元明(1636~1734)は、兆溪(ちょうけい)と号し、弘福寺(東京都墨田区)において鉄牛と生活を共にしました。
本紙右下にある落款の後半に「六十七翁僧兆溪明拝画」 とあることから、元禄15年(1702)の制作であることが分かります。
鉄牛は円相の中に、右手に払子(ほっす)を持った姿で描かれています。
顔の各所に朱の隈取りを付けて立体感を出す、黄檗(おうばく)画像の描法を守っています。
落款から作者は鉄牛の弟子にあたる元明(げんみょう)であることが分かります。
上部には、福聚坐庵が寛保2年(1742)に書いた賛が記されています。
作者の元明(1636~1734)は、兆溪(ちょうけい)と号し、弘福寺(東京都墨田区)において鉄牛と生活を共にしました。
本紙右下にある落款の後半に「六十七翁僧兆溪明拝画」 とあることから、元禄15年(1702)の制作であることが分かります。

総世寺の鉄牛和尚像
本図は制作年代が判明しており、小田原藩主稲葉氏が建立した紹太寺の開山像であることから歴史的にも貴重な作品です。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717