天然記念物 ・長興山の枝垂桜
長興山の枝垂桜(市指定 昭和32年3月30日)
【所有】 紹太寺
【所在】 入生田303 長興山
【樹名】 シダレザクラ 別名 イトザクラ(ばら科)
【概説】
シダレザクラは、本州中部以西に生えるウバヒガン(エドヒガン、アズマヒガン)の変種で、枝が垂れ下がる点が、異なるだけです。
また、サクラの種類のうちでも寿命が長く、大木になり、特異な樹形となること路から、神社や寺院の境内によく植えられ、市内でも真福寺、保安寺、二宮神社などに見られます。
シダレザクラは、太い枝が横に広がり、細い枝は細長くまっすぐに垂れ下がる性質があります。
この木は、枝を八方へ平均に広げ、シダレザクラの基本的な形を整えています。3月下旬から4月上旬にかけて、ソメイヨシノより一足速く濃い緑の樹叢を背景に開花する姿はまことに美しく、県下にも比類ない名木です。
このサクラは、稲葉氏が紹太寺を建立した頃、その境内に植えられたもので樹齢330年以上と推察されます。
項目 |
目通り幹囲 |
株元周囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
3.8m |
約4.7m |
約13.0m |
東西12m |