絵画・浄永寺の日蓮上人像 1幅 (じょうえいじのにちれんしょうにんぞう)
指定名称 | 絹本著色 日蓮上人像 |
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所在 | 鎌倉国宝館 |
形状等 | 絹本著色 縦 119.0㎝ 横 76.5㎝ 軸装 |
概説
右手に払子(ほっす)を持ち、左手に法華経1巻を開いて説法する日蓮上人を描きます。
上人の前には、残りの法華経9巻と、宝珠(ほうじゅ)を持った竜が蓮華を挿した水瓶(すいびょう)に巻き付き日蓮上人の説法を聴聞する姿が描かれます。
この図様は法華経「提婆達多品(だいばだったぼん)」にある龍女(りゅうにょ)成仏の説話を描くもので、女人成仏の意味が込められています。制作年代は桃山時代と推定されます。 本図は、開基の風祭大野之亮入道光秀(かざまつりおおののすけにゅうどうみつひで)が弘安3年(1280)に身延山へ詣でた際に、日蓮上人から授与されたものと伝えられます。
本図は、市内最古の日蓮上人画像であり、全国的にも制作年代が中世に遡る日蓮上人画像は少なく、かつ特異な図様を示す貴重な作品です。
上人の前には、残りの法華経9巻と、宝珠(ほうじゅ)を持った竜が蓮華を挿した水瓶(すいびょう)に巻き付き日蓮上人の説法を聴聞する姿が描かれます。
この図様は法華経「提婆達多品(だいばだったぼん)」にある龍女(りゅうにょ)成仏の説話を描くもので、女人成仏の意味が込められています。制作年代は桃山時代と推定されます。 本図は、開基の風祭大野之亮入道光秀(かざまつりおおののすけにゅうどうみつひで)が弘安3年(1280)に身延山へ詣でた際に、日蓮上人から授与されたものと伝えられます。
本図は、市内最古の日蓮上人画像であり、全国的にも制作年代が中世に遡る日蓮上人画像は少なく、かつ特異な図様を示す貴重な作品です。

浄永寺の日蓮上人像
画像提供:鎌倉国宝館
※無断転載を禁じます。
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文化部:文化財課
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