古文書・傳肇寺文書

傳肇寺文書 全6通(市指定 平成25年5月30日)
所有 城山四丁目19番8号 傳肇寺
所在 城山四丁目19番8号 傳肇寺
形状 中世文書 全6通

概説

いずれも文書左側の年月日記載部に北条家が使用した虎印を捺した印判状です。現状では裏打ちが施されていますが、それ以外はほぼ当初の姿をとどめています。また、現存する虎朱印状ではほとんど遺存例がない懸紙を伴う文書が4通あり(「傳肇寺」と記される)、北条氏関係文書の様式を考える上でも重要です。

宛所から、すべて傳肇寺に伝来した文書と考えられます。それぞれの文書に「相州文書」編纂の際に付けたとみられる紙片が付属しています。また、「相州文書」に「小田原府内山角町傳肇寺所蔵」として現存6通を含む7通が収録されていますが(「新編相模国風土記稿」も同様)、現在、朝倉政元証文はこの文書群の中には見当たりません。

北条氏関係文書では比較的多数の6通が一括して伝存すること。内容的にも小田原城の構造や小田原合戦時における小田原城内の状況を伝える記載を含んでいる点で重要です。

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