古文書・蓮上院文書 15点 (れんじょういんもんじょ)

市指定 昭和51年3月3日
所在 浜町2-1-51
蓮上院
形状等 中世文書(「天文八年北条氏綱社領寄進状」ほか14点)
北条氏綱社領寄進状(天文8年7月29日)

北条氏綱社領寄進状(天文8年7月29日)

概説

蓮上院は東寺真言宗の寺院であり、建長6年(1254)の創建と伝わります。
創建当時は聖智院(しょうちいん)と号していましたが、文明年間(1469~1487)に今の花木山満願寺(はなのきさんまんがんじ)蓮上院と改めたとされ、由緒深い寺院です。

神仏分離令によって、明治2年(1869)、それまで小田原の鎮守松原神社にあった玉瀧坊(ぎょくりゅうぼう)と西光院(さいこういん)が分離された際に、これらに所蔵されていた什宝(じゅうほう)や古文書類が、蓮上院の所有となったものです。

これら多くの貴重な古文書のうち、天正20年(1592)以前の文書15点が指定されています。
戦勝祈念に関わる社領寄進や護摩料の負担、城下の民衆を動員しての松原神社定期清掃の規定など、戦国大名と寺社の関係を示す貴重な資料です。

※『小田原市史  史料編   中世Ⅱ小田原北条1』(1991)で読むことができます。

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:文化財課 文化財係

電話番号:0465-33-1717

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