古文書・北条家虎朱印状(永禄4年)10月11日付 1通
(ほうじょうけとらしゅいんじょう)
概説
小田原を本拠とした戦国大名北条氏が家臣の大藤式部丞(だいとうしきぶのじょう)と諸足軽衆に対し、甲州衆との対談の準備を命じた印判状(いんぱんじょう)です。
本文書中に、「甲州衆越山」とありますが、「対談を遂げられる」、「他国の軍勢参会(ぐんぜいさんかい)、誠に邂逅の儀」などともあることから、武田軍の北条氏支援のための出陣を意味すると考えられています。
また、他国の軍勢と会う予定なので、着到(軍役)の規定通りに兵士の数を揃えるのみでなく、その軍装についても見苦しくなく支度することが大藤式部丞らに対し厳しく命じられています。
本文書は年代を欠いていますが、北条・武田両氏が協力して上杉氏に対抗していた時期のもので、永禄4年(1561)と推定されます。
※『小田原市史 史料編 中世Ⅱ小田原北条1』(1991)で読むことができます。
本文書中に、「甲州衆越山」とありますが、「対談を遂げられる」、「他国の軍勢参会(ぐんぜいさんかい)、誠に邂逅の儀」などともあることから、武田軍の北条氏支援のための出陣を意味すると考えられています。
また、他国の軍勢と会う予定なので、着到(軍役)の規定通りに兵士の数を揃えるのみでなく、その軍装についても見苦しくなく支度することが大藤式部丞らに対し厳しく命じられています。
本文書は年代を欠いていますが、北条・武田両氏が協力して上杉氏に対抗していた時期のもので、永禄4年(1561)と推定されます。
※『小田原市史 史料編 中世Ⅱ小田原北条1』(1991)で読むことができます。
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文化部:文化財課 文化財係
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