古文書・長善寺文書 2通 (ちょうぜんじもんじょ)

市指定 昭和53年3月4日
所在 小田原市立中央図書館
形状等 中世文書 2通
北条家虎朱印状(天正13年7月23日)

北条家虎朱印状(天正13年7月23日)

概説

金峯山(きんぽうざん)長善寺(東大友)は、現在曹洞宗瑞雲寺の末寺ですが、もとは建仁2年(1202)に大友左近将監能直(おおともさこんのしょうげんよしなお)が開基となって創建され、大友山長善寺と号した他宗の寺であったといわれます。
後に寺が衰微し、文明17年(1485)に笠原越前守が中興開基となり、曹洞宗に改めたと伝わります。
寺には多数の文書が所蔵されていますが、このうち中世文書2通が指定されています。
  • 「丁丑(天正五年)五月廿四日北条家虎朱印状」(折紙)
この文書は、北条氏が笠原越前守康明に対し、伊藤太郎兵衛からの小稲葉(伊勢原市)の地の買得(ばいとく)を安堵したものです。
  • 「天正十三年七月廿三日北条家虎朱印状」〔写真〕
この文書は、北条氏が長善寺に対し、笠原越前守から寄進を受けた小稲葉の地について、寄進を認め着到役、知行役を免除したものです。

※『小田原市史 史料編  中世Ⅲ小田原北条2』(1993)で読むことができます。

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文化部:文化財課 文化財係

電話番号:0465-33-1717

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