古文書・長善寺文書
所有 | 東大友65 長善寺 |
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所在 | 小田原市立中央図書館 |
形状 | 中世文書 天正13年北条氏虎印判状ほか1点 |
概説
北条氏虎印判状(笠原越前守宛)
この古文書は、長善寺を中興開基した、笠原越前守の土地取得に関する諸役について、北条氏が裁定した書状です。
北条氏虎印判状(長善寺宛)
この古文書は、笠原越前守が長善寺に寄進した寺領について、諸役免除の書状です。
金峯山長善寺は、現在曹洞宗瑞雲寺の末寺で、建仁2年(1202)に大友左近将監能直の開基(寺を建てた人)により建設され、当時は大友山長善寺と号した他宗の寺でした。後にこの寺も衰微し、文明17年(1485)笠原越前守が、中興開基となって曹洞宗に改められました。
寺には数多くの古文書が所蔵されていますが、その中でも指定の文書2点は、中世史を知る史料として貴重です。
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