古文書・長谷川家文書
所有 | 個人 |
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所在 | 曽我谷津 |
形状 | 近世文書30点、近代文書31点 |
概要
長谷川家は、旧曽我谷津村の名主を勤めた家で、明治期から大正期にかけて活躍した政治家長谷川豊吉も同家の出です。
本文書は、江戸期の村を知る基本資料がまとまっています。天正19年・万治2年の検地帳や村明細類などが揃っているので、江戸初期から明治までの曽我谷津村がどのような変遷をたどったのかが、わかります。
また、藩から出された触書7通が含まれています。その中心は倹約令ですが、新田開発の奨励の触書も含んでいます。
とくに、小田原藩主が稲葉氏から大久保氏へと代わった際に作成された貞享3年(1686)の年号の入った旧曽我谷津村の村明細帳は、田畑の等級別、反別、年貢関係が詳細に記されています。
さらに、曽我祐信屋敷跡や石塔など村内の名所旧跡も記されていて興味深い古文書になっています。
また、安政2年(1855)の「小田原藩主大久保加賀守之禄高明細書」は、藩領の朱印高、年貢割付高を記し、城付地では戸数も付記されているので資料的価値が高いものです。
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