古文書・稲子家文書 4,725点 (いなごけもんじょ)
概説
稲子家は、旧府川村の名主(なぬし)を務めた家で、同家に所蔵される文書の点数は、量において小田原領内で最大のものであり、旧金井島村(現開成町金井島)瀬戸家文書の約4,050点とともに、貴重な存在です。
文書の内容は、年貢や助郷など、府川村のさまざまな情報、さらに飢饉や不作の実態などが主なものです。
特に寛政2年(1790)から文久元年(1861)に至る72年間、64軒の宗門改帳は、人口の増減や家族構成、人口移動などを知る上で、最も貴重な資料といえます。
年代的には、江戸時代前期では寛永7年(1630)のものが存在しますが、全体の割合は少ないです。
中期を含む後期の資料が中心で、藩政改革、報徳仕法の開始と撤廃、異国船来航に伴う激動の幕末期に至る期間に文書が集中しています。
また近代のものも明治元年(1868)以降、多種多様な文書が保存されています。
文書の内容は、年貢や助郷など、府川村のさまざまな情報、さらに飢饉や不作の実態などが主なものです。
特に寛政2年(1790)から文久元年(1861)に至る72年間、64軒の宗門改帳は、人口の増減や家族構成、人口移動などを知る上で、最も貴重な資料といえます。
年代的には、江戸時代前期では寛永7年(1630)のものが存在しますが、全体の割合は少ないです。
中期を含む後期の資料が中心で、藩政改革、報徳仕法の開始と撤廃、異国船来航に伴う激動の幕末期に至る期間に文書が集中しています。
また近代のものも明治元年(1868)以降、多種多様な文書が保存されています。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課 文化財係
電話番号:0465-33-1717