古文書・稲子家文書
所有 | 個人 |
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所在 | 府川 |
形状 | 近世文書 3,672点 近代文書1,053点 |
概説
稲子家は、旧府川村の名主で、所蔵される文書の点数は、量において小田原領内で最大のものであり、旧金井嶋村(開成町金井島)瀬戸家文書(約4,050点)とともに、貴重な存在です。
これらの文書を年代的に見ると、江戸時代(1603~1867)前期のものは少なく、近世中期を含む後期史料を中心として、藩政改革、報徳仕法の開始と撤廃、そして異国船来航に伴う、激動の幕末期に至る期間に文書が集中しています。
内容的には、年貢や助郷、村のあらゆる状況、さらに飢饉や不作の実態などが主であるが、特に寛政2年(1790)から文久元年(1861)に至る72年間、64軒の宗門改帳は、人口の増減や家族構成、人口移動などを知るうえで、最も貴重な史料です。
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