古文書・石井家文書
所有 | 個人 |
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所在 | 栄町 |
形状 | 近世文書 168点 近代文書 36点 |
概説
石井家は、旧小田原藩の木挽棟梁を勤めた家で、小田原地方では珍しい木挽職人関係史料が多数保存されています。
また、同家が小田原宿竹花町の町名主を勤めていた時期があり、そのため江戸峙代(1603-1867)の同町を知る文書や絵図も若干伝存しています。
木挽職人関係文書では、当時の木挽職人の賃金の様子や、この賃金が高額のためか、藩では領内の木挽を雇用しないで、より安い旅木挽を雇った事から、仕事がなく困窮した81人の木挽職人が、藩に訴え出た訴状などがあります。
また、小田原宿竹花町関係文書では、元禄13年(1700)から天保13年(1842)までの約150年間の竹花町の変化を知る事ができる町並図や家数形状などのほか、地震、火災による都市の災害の様子が分かる史料があります。
これらの文書は、町方史料の少ない小田原にとって貴重な存在です。
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