彫刻・寳金剛寺の大日如来坐像 1躯
(ほうこんごうじのだいにちにょらいざぞう)
指定名称 | 銅造 大日如来坐像 |
---|---|
所在 | 国府津2038 寳金剛寺 |
形状等 | 銅造 像高 38.5㎝ |
概説
宝髪を結い上げ、結跏趺坐(けっかふざ)して、胸の前で左手の人差指を右手で握る智拳印(ちけんいん)を結ぶ金剛界の大日如来です。頭部には宝冠がはめられていた痕跡が残されています。頭体部は一鋳(いっちゅう)し、腕を肩の部分で上から差し込み止める形に造られています。全身に鍍金の痕跡が残ります。
均整のとれた姿、穏やかに流れる衣文線、丸みを帯びた面相から造立年代は平安時代後期と考えられます。京都・奈良などの中央で造られた可能性が高いですが、寳金剛寺にもたらされた経緯は不明です。
本像は、平安時代の銅造としては比較的大きく、鋳造技術も高く、さらに造形的にも優れています。また、銅造の大日如来像としては国内最古作と考えられており、大変貴重な作品です。
均整のとれた姿、穏やかに流れる衣文線、丸みを帯びた面相から造立年代は平安時代後期と考えられます。京都・奈良などの中央で造られた可能性が高いですが、寳金剛寺にもたらされた経緯は不明です。
本像は、平安時代の銅造としては比較的大きく、鋳造技術も高く、さらに造形的にも優れています。また、銅造の大日如来像としては国内最古作と考えられており、大変貴重な作品です。

寳金剛寺の大日如来坐像
画像提供:鎌倉国宝館
※無断転載を禁じます。
※無断転載を禁じます。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717