彫刻・宝金剛寺の大日如来坐像
所有 | 国府津2038 宝金剛寺 |
---|---|
所在 | 宝金剛寺 |
形状 | 銅造像高 38.5cm |
概要
趺坐(仏教の座法)して、大智挙印(手の結び方のひとつ)を結ぶ金剛界の大日如来で、腕が肩の部分で上から差し込み、止める形に作ってあります。
鋳技はなかなか優秀で、体躯は均衡が良く、面貌は整っています。鎌倉時代(1185~1333)前半の金銅仏の代表作といわれています。
大日如来像は必ず、五智(仏教界の五つの智恵を表す)の宝冠を頂き、宝蓮の台座に趺坐しています。しかし、この像は、いつの頃からか宝冠と台座を失っています。