彫刻・本誓寺の阿弥陀如来立像
所有 | 城山2−1−24 本誓寺 |
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所在 | 城山2−1−24 本誓寺 |
概要
阿弥陀如来立像(本尊) 木造 漆箔 像高 78.0cm
この像は、本誓寺の開基である藤枝氏の守本尊であったと伝えられ、口をわずかに開き歯をのぞかせる「歯吹阿弥陀如来像」です。
これは、仏の三十二相の一つである歯が白いことを示したものといわれています。また、足裏に仏足文を表しているほか両手を銅でつくる非常に珍しい工夫を施しています。
この像の制作年代は、13世紀中頃と推定され、鎌倉時代後期の仏像の特徴をよく表しています。
平成5年には、解体修理を行いました。
阿弥陀如来立像(脇) 木造・漆箔 像高 80.7cm
この阿弥陀如来立像は、本尊と違い歯を見せていません。しかし、本尊と同様に足裏に仏足文を表しており、本尊を意識したつくりとなっています。特徴的なことは、頭の螺髪を銅線で巻いたもので貼り付けています。
制作年代は、本尊よりやや遅い13世紀後半と考えられます。