彫刻・東学寺の釈迦如来立像 1躯
(とうがくじのしゃかにょらいりゅうぞう)
指定名称 | 木造 釈迦如来立像 |
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所在 | 別堀74 東学寺 |
形状等 | 木造 寄木造 彫眼 像高165.0㎝ |
東学寺の釈迦如来立像
概説
頭髪を螺髪(らほつ)でなく縄状に表し、納衣(のうえ)を首までまとい同心円状の衣文(えもん)を表すいわゆる「清凉寺式釈迦如来像」(せいりょうじしきしゃかにょらいぞう)です。
彫眼で白毫(びゃくごう)や肉髻珠(にっけいしゅ)も木製です。
造立年代は、やや形式的であることから南北朝時代から室町時代にかけての14世紀末と考えられます。
像の胎内には木札が納められ、その木札の表には、栴檀(せんだん)香木でこの像を作ったという清凉寺式釈迦如来の由緒が記されます。
「清凉寺式釈迦如来像」は京都清凉寺に10世紀に宋から請来され、釈迦生前の姿を写した像として信仰を集め、模像が全国で造られました。
本像は、本市では唯一、神奈川県内でも他に3例しかない「清凉寺式釈迦如来像」であることから貴重な作品です。
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