彫刻・蓮台寺の真教上人坐像 1躯
(れんだいじのしんきょうしょうにんざぞう)
指定名称 | 木造 真教坐像 |
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所有 | 国府津1789 蓮台寺 |
所在 | 神奈川県立歴史博物館 |
形状等 | 木造 寄木造 玉眼 像高87.0㎝ |

蓮台寺の真教上人坐像
概説
法衣の上に簡素な袈裟をまとい、胸前で未開敷蓮華(みかいふれんげ・蕾の蓮の花、悟りを開く前の姿の象徴)を挟んで合掌する時宗の遊行二祖他阿真教(ゆぎょうにそたあしんきょう)の坐像です。
等身大に造られ、病気のため右半分が歪んだ面相を写実的に表現しています。
近年本像を修理した際、像内に「文保二年(1318)二月十三日于時御歳八十二」という銘文が見出され、真教の生前に造立された寿像であることが明らかになりました。
本像が伝来した蓮台寺は、永仁5年(1297)に真教によって、時宗の国府津道場として開かれたと伝えられています。
真教(1237~1319)は他阿弥陀仏(たあみだぶつ)を称し、一遍を継いで時宗教団を大成した人物です。
晩年は相模国当麻(さがみのくにたいま・現相模原市)の無量光寺に住し、元応元年(1319)、83歳で入滅しました。
本像は、市内でも数少ない造立年代が判明する彫像であり、また時宗肖像彫刻としては最古の在銘像であることから大変貴重な作品です。
等身大に造られ、病気のため右半分が歪んだ面相を写実的に表現しています。
近年本像を修理した際、像内に「文保二年(1318)二月十三日于時御歳八十二」という銘文が見出され、真教の生前に造立された寿像であることが明らかになりました。
本像が伝来した蓮台寺は、永仁5年(1297)に真教によって、時宗の国府津道場として開かれたと伝えられています。
真教(1237~1319)は他阿弥陀仏(たあみだぶつ)を称し、一遍を継いで時宗教団を大成した人物です。
晩年は相模国当麻(さがみのくにたいま・現相模原市)の無量光寺に住し、元応元年(1319)、83歳で入滅しました。
本像は、市内でも数少ない造立年代が判明する彫像であり、また時宗肖像彫刻としては最古の在銘像であることから大変貴重な作品です。
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