子どもの予防接種
子どもは、成長する過程で多くの病気にかかります。
なかには命にかかわる病気もありますので、予防接種で免疫をつくります。
予防接種法に定められた予防接種は、接種日に小田原市に住民登録があり、予防接種の対象年齢内で、定められた接種間隔や回数等の接種方法を守って小田原市の予防接種取扱医療機関で接種を受ける場合に、無料(市の費用負担)で接種を受けられます。
お子さんの出生後に、予防接種についての冊子「予防接種と子どもの健康」をお渡ししていますので、よく読んでご理解いただいてから、お子さんの体調が良いときに接種を受けましょう。
遅らせないで!子どもの予防接種
お子さんの健康が気になるときだからこそ、予防接種は遅らせずに予定どおり受けましょう。特に赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になるリスクが高まります。
予防接種は、お子さんを感染症から守るために、とても大切です。「不要不急」ではないので、定期接種期間内に、お子さんの体調が良いときに受けましょう。
なお、家族に新型コロナウイルス感染症の方がいるなどで定期接種期間内に予防接種が受けられない場合は、健康づくり課保健医療係へご相談ください。
予防接種は、お子さんを感染症から守るために、とても大切です。「不要不急」ではないので、定期接種期間内に、お子さんの体調が良いときに受けましょう。
なお、家族に新型コロナウイルス感染症の方がいるなどで定期接種期間内に予防接種が受けられない場合は、健康づくり課保健医療係へご相談ください。
定期接種ワクチンの取扱いについて変更があります
令和5年4月1日から、以下のとおりワクチンの取扱いが変更となりました。
○四種混合ワクチン
生後2か月から接種が可能となりました。
○HPVワクチン
9価ワクチンが定期接種になりました。
原則、1回目から同一のワクチンで接種を完了することとなっていますが、
9価ワクチンを希望される場合は接種しても差し支えありません。
2価・4価のワクチンも引き続き定期接種として取り扱います。
14歳以下のかたが9価ワクチンを接種する場合は、6か月(最短5か月)の間隔をあけ2回接種で完了です。
15歳以上のかたはこれまで同様、3回の接種が必要です。
○四種混合ワクチン
生後2か月から接種が可能となりました。
○HPVワクチン
9価ワクチンが定期接種になりました。
原則、1回目から同一のワクチンで接種を完了することとなっていますが、
9価ワクチンを希望される場合は接種しても差し支えありません。
2価・4価のワクチンも引き続き定期接種として取り扱います。
14歳以下のかたが9価ワクチンを接種する場合は、6か月(最短5か月)の間隔をあけ2回接種で完了です。
15歳以上のかたはこれまで同様、3回の接種が必要です。
子どもの定期予防接種の種類と対象年齢
予防接種法に定められた子どもの定期予防接種は次のとおりです。
ロタウイルス感染症
●対象者・接種方法
令和2年8月1日以降に生まれた児
接種するワクチンにより回数・期間が異なります。
ロタウイルスワクチンは飲むワクチンで2種類あります。
・ロタリックス(1価) 生後6週0日後から24週0日後まで 27日以上の間隔をあけて2回
・ロタテック (5価) 生後6週0日後から32週0日後まで 27日以上の間隔をあけて3回
途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、1回目と同じワクチンを接種してください。
初回は、生後6週0日から14週6日までに接種します。生後15週0日以降の初回接種はおすすめしません。
腸重積症の症状にご注意ください
令和2年8月1日以降に生まれた児
接種するワクチンにより回数・期間が異なります。
ロタウイルスワクチンは飲むワクチンで2種類あります。
・ロタリックス(1価) 生後6週0日後から24週0日後まで 27日以上の間隔をあけて2回
・ロタテック (5価) 生後6週0日後から32週0日後まで 27日以上の間隔をあけて3回
途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、1回目と同じワクチンを接種してください。
初回は、生後6週0日から14週6日までに接種します。生後15週0日以降の初回接種はおすすめしません。
腸重積症の症状にご注意ください
接種後、特に初回接種の1週間以内に、腸重積症が疑われる症状がある場合は、
すぐに医療機関を受診しましょう。
腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、3~4か月齢くらいから月齢があがるにつれて多くなります。
腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早く治療すれば、ほとんどの場合、手術せずに治療できます。以下のような症状が一つでも現れたら、休日・夜間問わず、すみやかに医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。
■機嫌がよかったり不機嫌になったりを繰り返す ■嘔吐を繰り返す
■ぐったりして顔色が悪くなる ■血便がでる
すぐに医療機関を受診しましょう。
腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、3~4か月齢くらいから月齢があがるにつれて多くなります。
腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早く治療すれば、ほとんどの場合、手術せずに治療できます。以下のような症状が一つでも現れたら、休日・夜間問わず、すみやかに医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。
■機嫌がよかったり不機嫌になったりを繰り返す ■嘔吐を繰り返す
■ぐったりして顔色が悪くなる ■血便がでる
B型肝炎
- 対象年齢:1歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:1回目接種後、27日以上の間隔をおいて2回目、1回目の接種から139日以上の間隔をおいて3回目を接種します。ただし、2回目と3回目の間は、6日以上の間隔をおきます。
BCG
- 対象年齢:1歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:1回
ヒブ
- 対象年齢:生後2か月~5歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:初回接種時の月齢により接種回数が異なります。
小児の肺炎球菌
- 対象年齢:生後2か月~5歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:初回接種時の月齢により接種回数が異なります。
四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)
- 対象年齢:生後2か月~7歳6か月未満
- 標準的な接種間隔と回数:【初回】20~56日間隔で3回、【追加】初回3回目終了後、1~1年半の間に1回
- ※平成24年11月から、従来の三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えた四種混合ワクチンになりました。
- ※三種混合ワクチンを1~3回接種し、まだ合計4回接種していない場合は、三種混合ワクチンまたは四種混合ワクチンに切り替えて合計4回接種します。ポリオワクチンの接種のみ不足している場合は、不足分の不活化ポリオワクチンを接種します。
- ※ポリオワクチンについては、生ポリオワクチンを2回接種していれば終了です。三種混合ワクチンで接種を開始して、生ポリオワクチンを未接種の場合または1回接種した場合は、四種混合ワクチンに含まれる不活化ポリオワクチンと合わせて合計4回になるまで、不足分を不活化ポリオワクチンで接種します。不活化ポリオワクチンの対象年齢と接種回数は、四種混合ワクチンと同じです。
麻しん風しん混合(MR)
- 対象年齢:【1期】1歳~2歳未満
【2期】平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれ - 標準的な接種間隔と回数:【1期】1回、【2期】1回
水痘(みずぼうそう)
- 対象年齢:1歳~3歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:2回(1回目の注射終了後、6〜12か月の間隔を空ける)
日本脳炎
- 対象年齢:【1期】生後6か月~7歳6か月未満、【2期】9歳~13歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:【1期】6~28日間隔で2回、翌年にもう1回、【2期】1回
- ※平成15年4月2日~平成19年4月1日生まれのかたは、4回接種のうち不足する回数分を、20歳未満までの間、定期予防接種として無料で受けられます。
二種混合(ジフテリア・破傷風)
- 対象年齢:11歳~13歳未満
- 標準的な接種間隔と回数:1回
HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症)
- 定期接種
対象者:小学6年生~高校1年生相当までの女子 - キャッチアップ接種
対象者:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性
期間 :令和4年4月1日~令和7年3月31日 - 標準的な接種間隔と回数
【2価】3回接種:1回目の接種から1か月後に2回目を接種し、1回目の接種から6か月後に3回目を接種する。
【4価】3回接種:1回目の接種から2か月後に2回目を接種し、1回目の接種から6か月後に3回目を接種する。
【9価】2回接種:14歳以下の女子を対象に1回目の接種から6か月後に2回目を接種する。
3回接種:1回目の接種から2か月後に2回目を接種し、1回目の接種から6か月後に3回目を接種する。
- ※ 償還の申請について
対象者:平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれで、令和4年4月1日時点で小田原に住民登録がある女性
期間 :令和4年9月1日~令和7年3月31日
対象年齢の解釈
麻しん風しん混合ワクチン2期、HPVワクチンの対象年齢は、令和5年4月1日から令和6年3月31日までの間、対象となる学年です。
その他の予防接種の対象年齢は、接種日の年齢です。
その他の予防接種の対象年齢は、接種日の年齢です。
- 1歳~2歳に至るまで
1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで - 11歳~13歳未満
11歳の誕生日の前日から13歳の誕生日の前日まで
持ち物
母子健康手帳
※接種を受ける前にこれまでの接種歴を確認し、接種を受けた後に接種歴を記録するために必要となります。
忘れずに母子健康手帳をお持ちください。
※予診票は、下記「小田原市の予防接種取扱医療機関」にあります。
接種間隔について
予防接種のワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもので、接種後に体内で細菌やウイルスが増え、約1か月で免疫をつくります。
不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺し、必要な成分を取り出し毒性をなくして作ったものなので、体内で細菌やウイルスは増えません。十分な免疫を得るには、一定の間隔で接種を受けることが必要となります。
ワクチン接種後、他の予防接種を受けるときは、予防接種の十分な効果を得るために、必要な間隔を空けてください。
なお、令和2年10月1日から、接種間隔に変更がありました。 詳細は、リーフレットをご確認ください。
詳しい接種スケジュール
小田原市の予防接種取扱医療機関
※医療機関によっては予約が必要となる場合もありますので、事前に希望する医療機関へお問い合わせください。
小田原市の予防接種取扱医療機関以外で予防接種を受ける場合
小田原市に住民登録しているかたが、市外の医療機関で子どもの予防接種(定期接種)を受ける場合、接種費用は原則被接種者の全額自己負担となりますが、次の場合は、市が費用の全額又は一部を助成します。
- 小田原市の近隣市町(主に箱根町、真鶴町、湯河原町、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、大磯町、二宮町)の医療機関の一部では、市内での接種と同様、接種費用は小田原市の負担(接種を受ける人の自己負担は無料)で子どもの予防接種(定期接種)を受けられる医療機関もあります。詳しくは、担当課までお問い合わせください。
- 医学的な事情や里帰りなど市がやむを得ないと判断する事情のため、小田原市の予防接種取扱医療機関以外の国内の医療機関で、定期予防接種の対象の年齢に、子どもの予防接種を希望する場合は、市へ事前に手続きしていただいたうえで、支払った予防接種費用の全額又は一部を市が払戻しで助成(償還払い)します。詳しくは、担当課までお問い合わせください。
関連情報リンク
この情報に関するお問い合わせ先
子ども若者部:子ども若者支援課 子ども若者相談係
電話番号:0465-46-6763