
小田原市民会館の開館55周年に向けて、「オリジナルミュージカル」を参加者の皆さんと一緒に作るワークショップが6月25日(土)から始まりました。
カリキュラムは演劇基礎、劇作、ダンス、歌、発表会の予定で組まれ、平成29年1月15日(日)まで全17回に及びます。
講師の先生は、西川信廣氏(演出家・文学座)、篠原久美子氏(劇作家)、上田享氏(作曲家)、室町あかね氏(振付)、満田恵子氏(歌唱指導)5名の方々です。
この事業は、平成28年度小田原市文化創造担い手育成事業『おだわらリボンシアタープロジェクト』として、芸術文化創造センターのオープンに向け、歴史ある小田原と小田原市民会館の文化を見つめなおし、受け継いでいくプロジェクトです。
今年度の参加者は33名。これから心をひとつにして、市民の感性とイマジネーションによる『小田原の歴史や文化を織り込んだミュージカルを』を作り、平成29年夏の「小田原市民会館大ホールでのオリジナルミュージカル公演!!」を目指します。
■シアターゲーム② 間違えてもヒーロー■
「ピンポンパン・ゲーム」は、とっさの瞬発力を培います。1チーム6人ほどのグループで輪を作ります。残りの人は必然的に観客です。三拍子のピンで横向き、ポンで横向き、パンで相手を指差します。指差しはアクションをハッキリしないと、誰が指名されたのか判断がつかなくなります。何順かして馴れた頃にテンポアップすると、今まで難なくこなしていたパンの指差しアクションが出なくなります。それが面白いのです。ある時、ポンで指された青年が、「あっ」と小さな声を発し、次のパンが出せずに固まってしまいました。間違えないように腕を後ろ手に組んでいたため反応ができなかったのです。ゲームのルールとしては間違いですが、その青年のリアクションの面白さに、場内から一斉に拍手が沸き上がり「間違えてもヒーロー」を生んでいました。