市長コラム

2021年06月10日(木)

市長コラム(令和3年6月10日)

 現在、小田原市では第6次総合計画の策定作業を行っています。現下の最大の課題はコロナ対策でありますが、総合計画は2030年までを計画期間とする予定ですので、ポストコロナ社会を視野に据えることが求められます。そこで、現在、有識者と意見交換を行っています。
 まずは、4日に元東京大学総長で株式会社三菱総合研究所の小宮山宏理事長と、ポストコロナ社会のあり方について、清閑亭で対談しました。小宮山理事長が掲げるプラチナ社会、自律分散協調系の方向性、教育のあり方、自治体の役割などについてご示唆をいただきました。
 また、8日には安田クリスチーナさんと市長室で対談しました。安田クリスチーナさんは、2019年Forbes Japanの30 Under 30 (日本を代表し、世界を変えていく30歳未満の30人)や、2020年MITテクノロジ-レビューの Innovators Under 35 Japan(才能あふれる若きイノベーター)に選出され、米国NGO「InternetBar.org」、マイクロソフト社でも活躍され、政府審議会等の委員も多数務められております。分散型ID やデジタル技術の活用、若者や女性が活躍できる社会などについて意見交換しました。
 なお、これら対談の詳細は別途、市民の皆様にお知らせしたいと思います。
 
 8日は保健センター内にある、子育て世代包括支援センター「はっぴい」を視察しました。この施設は妊娠期から子育て期の相談窓口です。緊急を要する相談の場合は、電話を受けてすぐにご自宅を訪問することもあるそうです。特に初めての妊娠・出産は不安が大きく、いつでも相談できる体制をつくることが大切です。来所、電話併せて年間1300件程度の相談などがあるとのこと。来月には久野に分室を設けますので、川西地区の方はより利用しやすくなります。
 また、この訪問に際して、コロナ対応の最前線で奮闘している健康づくり課を激励するとともに、コロナワクチンコールセンターや、3歳児健康診査の状況も調査しました。
 9日は台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長が来訪されました。私は県議時代に、県議会日華親善議員連盟や自民党青年局の交流事業で何度も台湾を訪問しました。冒頭、日本から台湾へのワクチン供給のお礼の言葉がありましたが、東日本大震災の時、最大限の支援を頂いたのが台湾です。長い歴史の中で今の友好関係が築けていると思います。コロナが落ち着いたら、是非台湾を訪問したいと思います。

2021/06/10 18:01 | 未分類

 
 

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