市長コラム

2024年01月23日(火)

市長コラム(令和6年1月23日)「コスメバンクプロジェクト」

 みなさんは「コスメバンクプロジェクト」をご存知でしょうか。
 
 このプロジェクトは、化粧品メーカー等の協力の下、商品のリニューアルに伴う旧仕様品や余剰在庫品を利活用すべく寄付を募り、それらを詰め合わせ、支援団体を通じて化粧品を必要とする方へお届けする、いわばフードバンク事業の化粧品版で、一般社団法人バンクフォースマイルズが運営しています。

 このプロジェクトについて、私が関係者の方からお話をいただいたのが昨年の6月頃。世の中は物価高騰などが家計に影響しており、家計負担の軽減に様々な支援を必要としていました。また、フードバンク事業を通じた食料支援において、母親が子どもを優先するあまり、母親向けの特別な食料品が母親に行き届かない、といった声も聞いていました。
 このような中、企業の方のご協力により、市民の暮らしを支えるこの取組に、私自身、大変共感いたしました。
 
 早速、担当所管へ実施に向けた検討を指示。市の担当者と当プロジェクトの事務局との打ち合わせを進め、小田原市社会福祉協議会がひとり親家庭を支援する活動で、小田原市母子寡婦福祉会が毎月会員向けに行っている食料品の提供に合わせ、当プロジェクトによる化粧品のセットを配付してくださることとなり、配付時期は12月に決定。恒例のクリスマスプレゼントに加えたサプライズ企画になりました。

 当日の12月23日、配付会場の小田原市社会福祉協議会(市内久野)には、母子寡婦福祉会や社会福祉協議会等のボランティアの方々により、配付する様々な食料品が準備されました。
 母子寡婦福祉会からはクリスマスケーキ、またフードバンク事業を応援いただいているNPO法人報徳食品支援センターからは、パウンドケーキやピザなどが用意され、これらの一角にコスメバンクプロジェクトによる化粧品セットが用意され、約100名の方々へのクリスマスプレゼントになりました。
 
 私は残念ながら公務の都合で、配付の場面に立ち合うことはできませんでしたが、市担当者からは、このサプライズ企画に「受け取った方々には大変喜んでいただけた」との報告を受けました。
 
 『女性と地球にスマイルを・・・』を合言葉に始まった「コスメバンクプロジェクト」。一人でも多くの女性に笑顔を届けられるよう、支援の輪が広がっていくことを期待しています。

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2024/01/23 17:34 | 未分類

2024年01月18日(木)

市長コラム(令和6年1月18日)

 1月11日(木)、新春恒例の消防出初式を挙行しました。
 消防出初式は、消防力の全容を市民に公開し、消防に対する認識と信頼を深め、消防職員・消防団員の士気高揚を図ることなどを目的に、本市では毎年1月11日に開催しています。
 しかし、1月1日に発生した能登半島地震に対する被災地支援のため、1月9日から継続して本市消防職員を緊急消防援助隊として現地に派遣していることから、例年屋外で実施していた部隊観閲や分列行進、一斉放水、小田原古式消防記念会によるはしご乗りは行わず、三の丸ホールでの屋内行事(式典、幼年消防クラブによる演技、小田原古式消防記念会によるまとい振込み)のみ行うこととしました。
 縮小開催とはなりましたが、改めて能登半島地震の被災地支援に継続的に取り組んでいくこと、市民の生命財産を災害から守るための消防力の向上を図ること、消防団や地域の関係機関と緊密な連携を図ることなどをしっかりと確認し合いました。

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2024/01/18 17:14 | 未分類

2024年01月16日(火)

市長コラム(令和6年1月16日)

 1月初めての週末は、市内各地で新春ならではの行事やイベントが開催されました。
 
 1月6日(土)、小田原市新病院建設工事の起工式が、地域の医療関係者や建設関係者などの出席の下、執り行われました。
 新病院建設に当たり、これまでは準備工事を進めてきましたが、今後は本格的な工事に着手し、令和8年(2026年)2月に完成、同年春の開院を目指すこととなります。
 施設や設備が強化される新病院は、県西地域における基幹病院として、多くの皆さんが待ち望んでいる施設ですので、関係者の皆さんと連携し、確実に工事を進めてまいります。

○新病院基本設計イメージ動画 https://www.youtube.com/watch?v=REGFvC8d0kk

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2024/01/16 17:15 | 未分類

2024年01月12日(金)

市長コラム(令和6年1月12日)「ハラスメント撲滅に向けた新たな取組への決意」

  先般、この市長コラムの中でもお話しした、ハラスメント撲滅に向けた新たな取組(令和5年12月22日付け、市長コラム参照)について、具体的な取組内容を1月10日に開催した定例記者会見でご説明させていただきました。  

 まず、ハラスメント対策担当課長の新設です。  
 これは、既に令和6年1月1日付けで人事発令をしており、担当課長の新設によりプロジェクトの進行を促進させるなど、組織的なハラスメント対応の強化を図ったものです。

 次に、ハラスメント撲滅プロジェクトチームの結成です。
 神奈川県立保健福祉大学大学院の准教授で本市のハラスメント対策推進アドバイザーである 津野 香奈美 (つの かなみ)先生を座長として、弁護士や本市のハラスメント相談員、市職員をメンバーに加え、「ハラスメントを撲滅するための仕組みづくり」や「これまでの取組の検証や対応」などを検討し、効果的な取組を進めてまいります。
 このプロジェクトチームの設置は、1月中に立ち上げる予定です。

 そして、外部相談窓口の設置です。
 今まで職員課が行っていた相談窓口に加え、外部に設置する民間業者の窓口にも職員が相談できる仕組みを創設し、1月15日(月)から相談の受付を開始いたします。

 ハラスメントのない環境で職員が活き活きと働くことが、市民の皆さんの暮らしやすい安心・安全なまちづくりの基礎となります。
 この度立ち上げるプロジェクトチームの活動を中心に取組を進めていくことにより、ハラスメントのない組織を構築し、職員一人ひとりがお互いを尊重して信頼しあえる職場となるよう、改めて強い意志を持って取り組む決意をいたしました。

2024/01/12 17:10 | 未分類

2024年01月10日(水)

市長コラム(令和6年1月10日)「能登半島地震に対する被災地支援」

 今年は、元旦の素晴らしい初日の出から一年がスタートしました。
 水平線から上がる神々しい初日の出を拝みながら、今年一年、市民の皆さんの幸せと日本のみならず世界の平和を願いました。
 ところが、そんな希望を早々に打ち砕かれるような出来事が起こりました。元日の午後4時10分頃発生した、石川県能登半島地方を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の「能登半島地震」です。
 現在被災地では、今もなお断続的に余震が続く中、懸命な救助活動が行われ、多くの方々が不安な心で避難生活をされています。「災害は時と場所を選ばない」と言われていますが、希望に満ちた一年がまさにこれから始まろうとするさなか、こんなにも非情なことがあるのかと、被災された方々のことを思うと心を痛めずにはいられません。
 改めて被災された皆様に、深くお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 1月4日の仕事始め式において、職員に対して訓示を行いました。その中で、能登半島地震に触れ、被災地で困難に直面している被災者の胸中に思いを募らせ、単に北陸で起きた災害だと考えず、自分事として考え行動してほしいと呼びかけました。
 私自身、年始から首長同士のネットワークを通じて、被災地の情報収集、情報交換を行いつつ、被災地のために何か支援できることがないだろうか、と思いを巡らせていました。
 その中で、小松市の宮橋勝栄市長と連絡が取れ、小松市が支援物資の取りまとめを行っている石川県とのパイプ役を務めてくださり、1月4日、防災部等を含めた対策会議の中で、プッシュ型の支援と公共施設への義援金の受付設置を決定しました。
 
 その後は、防災部職員の迅速な対応もあり、支援物資の調整、「災害時における物資の輸送等に関する協定」を結んでいる一般社団法人神奈川県トラック協会への協力要請などを経て、5日(金)夕方、4トントラックに食料や毛布、携帯用トイレ、ブルーシートを積み、石川県金沢市内の受入拠点施設に向けて出発。
 6日(土)朝方、無事に物資を届けることができました。 
物資支援出発の様子物資支援出発の様子

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2024/01/10 13:06 | 未分類

 
 

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