市長コラム

2024年01月18日(木)

市長コラム(令和6年1月18日)

 1月11日(木)、新春恒例の消防出初式を挙行しました。
 消防出初式は、消防力の全容を市民に公開し、消防に対する認識と信頼を深め、消防職員・消防団員の士気高揚を図ることなどを目的に、本市では毎年1月11日に開催しています。
 しかし、1月1日に発生した能登半島地震に対する被災地支援のため、1月9日から継続して本市消防職員を緊急消防援助隊として現地に派遣していることから、例年屋外で実施していた部隊観閲や分列行進、一斉放水、小田原古式消防記念会によるはしご乗りは行わず、三の丸ホールでの屋内行事(式典、幼年消防クラブによる演技、小田原古式消防記念会によるまとい振込み)のみ行うこととしました。
 縮小開催とはなりましたが、改めて能登半島地震の被災地支援に継続的に取り組んでいくこと、市民の生命財産を災害から守るための消防力の向上を図ること、消防団や地域の関係機関と緊密な連携を図ることなどをしっかりと確認し合いました。
 
 
 
 1月16日(火)、高田浄水場再整備事業設計建設業務の起工式が関係者出席の下、執り行われました。
 高田浄水場は、昭和44年(1969年)に供用を開始。市内に供給する水道水の約86%を浄水処理している基幹施設となっていますが、供用開始から54年が経過し、老朽化・耐震化への対応や、新しい浄水処理の導入などを目的に、このたび再整備事業に取り組むこととなったものです。
 調査設計は令和4年度からすでに着手しており、今年度内に建設工事に着工予定。脱炭素化やデジタル技術を活用した新しい浄水処理施設は、令和9年(2027年)12月の稼働を目指すこととなります。
 限られた敷地の中で、水道水の供給をしながら施設を更新するという難易度の高い事業となりますが、安心で安全な水道を供給できるよう、しっかりと取り組んでまいります。

○高田浄水場再整備事業の紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=HMEWazl_TxM&t=9s

完成予想図
 同日、一般社団法人スマートシティ社会実装コンソーシアムと本市の主催による「社会実装の加速推進シンポジウムin ODAWARA」が、小田原三の丸ホールにて開催されました。
 「地域とつながる 住民起点のまちづくりに向けたデジタルの活用」をテーマとした本シンポジウムは、デジタル技術を活用したまちづくり、すなわちスマートシティの社会実装に向けた取組をさらに加速させるため、関係企業・団体などとの連携強化を図ろうとするもので、昨年は札幌市で開催。今年はデジタル化によるまちづくりを推進している本市にお声掛けをいただき、このたびの開催が実現。当日は私から本市の取組を報告しました。

 数年前までは「周回遅れ」と言われていた本市のデジタル化ですが、「デジタルまちづくり」をまちづくりの推進エンジンの一つに掲げ、デジタルを活用した自治体の取組を支援する、国の「デジタル田園都市国家構想交付金」などを積極的に活用しながら、防災分野への導入や「書かない窓口」の開設、デジタルミュージアムの創設など、積極果敢に取り組んできており、トップの背中が見えるところまできた、と感じています。
 ただし、順位を競っているわけではありません。あくまでも国等の交付金を活用しながら、市の財政負担をできるだけ抑えつつデジタル化に取り組むことで、市民生活の質の向上、ひいては市民の幸福度の向上につなげることが最大目的です。
 そうした視点を忘れることなく、今後も引き続き、デジタル化によるまちづくりに取り組んでまいります。
 
その他、イベント、会議に出席しました。

○1月14日(日)
第17回おだわら駅伝競走大会
 
○1月16日(火)
小田原警察署 武道始式

2024/01/18 17:14 | 未分類

 
 

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