「唱歌 二宮金次郎」ご存知ですか?
そもそも「唱歌」って?
「唱歌」と聞いて、懐かしいと思われる方も多くおられるのではないでしょうか。
「ぽっぽっぽ~ はとぽっぽ~」でおなじみの「鳩」や、「あたまを雲の上にだし~」で始まる「ふじの山」、あるいは「桃太郎」や「春がきた」などは、今でも子どもたちの間で歌われる大変なじみ深い歌ですが、これらは西洋の音楽が日本に流入して間もない明治後期に、当時の文部省のもと「尋常小学唱歌」として、すべて日本人の作詞家・作曲家によりつくられた歌なのです。
「尋常小学唱歌」は以降昭和初期まで、小学校の当時の音楽の授業にて歌われていましたが、これら楽曲には現代の日本人の心にも響き届く要素がふんだんに盛り込まれております。残念なことに、ほとんどの歌の作詞・作曲者は現在となっては特定できなくなってしまっておりますが、当時の作詞・作曲家の方々の英知と努力がうかがい知れます。
「唱歌 二宮金次郎」とは?
「唱歌 二宮金次郎」は、この「尋常小学唱歌」の第2学年に収録されていました。
残念ながら現在の小学校の音楽の教科書には掲載されてはいませんが、「手本は二宮金次郎~」という力強い歌詞中のメッセージが当時の小学生の間で広く影響を残し、尊徳のさまざまな事績の顕彰とともに今日まで受け継がれてきたのでしょう。
「唱歌 二宮金次郎」試聴できます。
このたび、こちら尊徳記念館ほか市内外にて活躍されている「栢山混声合唱団」の皆様に、この「唱歌 二宮金次郎」を合唱していただきました。
以下動画には、尊徳記念館を紹介する写真も掲載しておりますので、併せてご覧ください。
加えて、「唱歌 二宮金次郎」の譜面(伴奏ピアノ譜付)もダウンロードできます。ぜひご利用ください。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 尊徳記念館係
電話番号:0465-36-2381