イノシシにご注意ください

市内の山間部には、イノシシが生息しています。
市内におけるイノシシの捕獲頭数は増加傾向にあり、2010年と2020年で比較すると、この10年で11.3倍に増えています。また、これに伴い、住宅地での目撃情報や相談も多く寄せられるようになりました。
住宅地で出会ってしまった場合は、次の内容を参考に対応して事故を防ぎ、安全な場所から環境保護課(0465-33-1481)までご連絡ください。
もし、ケガをした場合は、迷わずに救急(119番)や警察(110番)にご連絡ください。

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住宅地付近に出没したイノシシ

住宅地付近に出没したイノシシ

小田原市鳥獣被害防止対策ハンドブックを作成しました

イノシシの生態や、具体的に何に注意する必要があるか、突然出会ってしまった場合にどのような対応をすれば良いか、普段からどのような対策をすれば良いか、また、相談したい項目ごとに連絡先が分かるようにまとめたハンドブックを作成しました。
頻繁に出没する地域の自治会の皆様に配布できるように、また、市役所等の窓口で配架できるように現在準備している最中ですが、データを印刷してご利用いただくことも可能です。必要な方はご利用ください。
(A3サイズ、コート紙90kg、両面カラー、Z折り加工)
表面

表面

裏面

裏面

データが必要な方はこちらからダウンロードしてください。

イノシシに出会ったら

イノシシは本来、警戒心が強く臆病な性質です。普通、イノシシが人を見つけるとイノシシの方から逃げるので、人が気付かないうちに遭遇が回避されている場合もありますが、興奮していたり、発情期(秋~冬)や子連れで攻撃的になっていたり、至近距離で突然出会った場合は特に注意が必要です。
そうした場合は、すぐにその場を離れてください。
威嚇されたり追いかけられたりなどの緊急時には、イノシシが登れない高いところや、イノシシから見えなくなる場所に逃げてください。木が近くにあれば木の上、曲がり角があれば一度そこに身を隠してから、すぐに離れることが有効です。
イノシシに出会った場合は、事故を防ぐために、次のことに注意してください。
  1. 刺激せず目を離さない
  2. それ以上、近付かない
  3. 逃げられる場所を探す
  4. 背中を見せずに静かに素早くその場を離れる

ウリ坊(イノシシの幼獣)には餌付けしない

絶対に餌付け(エサやり)をしないでください。
成獣と比べて、警戒心が弱く好奇心が強いため、追い払おうと人が音を鳴らすと逆に近寄ってくることもあります。
餌付けすると「人間は怖くない」と覚えてしまい、大胆な行動をするようになり、人的被害や農業被害を助長させることになりますので、絶対に餌付け(エサやり)をしないでください。
また、ウリ坊を見かけたら、近くに親が潜んでいる場合があります。事故防止のため、ウリ坊を見かけたら近づかずに逃げてください。

イノシシを住宅地に寄せ付けないために

イノシシが住宅地に出没すると、事故や人身被害、農作物被害が発生するおそれがあります。
そうしたことを防ぐために、最も効果的で重要なのが「そもそも寄せ付けないための環境整備」です。
イノシシは、身が隠せる草むらやヤブを好み、人間の食べ物を好みます。耕作放棄地や放棄された竹林は食べ物もあり身も隠せるので、イノシシにとっては絶好の場所です。
こうした集落環境整備は、普段お住いの皆様にしかできない対策です。
ぜひ、次の3点に本格的に取り組んでいただければと存じます。

  • ごみ集積所を綺麗に保つ
  • 草刈り、竹林整備をして見通しを良くする
  • 田畑はフェンスで囲う
ヤブ刈り払い前

ヤブ刈り払い前

ヤブ刈り払い後

ヤブ刈り払い後

侵入防止柵(メッシュ柵)

侵入防止柵(メッシュ柵)

侵入防止柵(電気柵)

侵入防止柵(電気柵)

わなによる捕獲

わなによる捕獲

イノシシ被害を防ぐための市の取り組み

市では、「神奈川県イノシシ管理計画(計画期間:平成30年10月24日~令和4年3月31日)」及び「小田原市鳥獣被害防止計画(計画期間:平成31年4年1日~令和4年3月31日)」に基づき、イノシシなどの鳥獣被害対策に取り組んでいます。
「集落環境整備」「被害防護対策」「鳥獣の捕獲」の3つの基本対策を実情に応じて組み合わせ実施しています。そのうち、市では「鳥獣の捕獲」について、猟友会や捕獲許可者と協力して、山間部及び住宅地付近で捕獲を実施していますが、それを上回る勢いでイノシシが増え続けています。
そのため、地域が一体となって取り組む「地域ぐるみの対策」が最も効果的であり、重要と考えています。
  1. 集落環境整備
    イノシシの隠れ家となるようなヤブの刈り払いや、エサとなってしまう放棄果樹や野菜、ごみなどを野外に放置しないようにする。家庭菜園の被害がある場合は、野菜や果実にネットを張るなど対策を行う。ごみ集積場所を清掃して清潔に保つ。
  2. 被害防護対策
    畑等に侵入防止柵を設置したり、住居への侵入口を塞ぐなどして、イノシシが入ってこれないようにする。
  3. 鳥獣の捕獲
    被害防除対策を講じてもなお、被害がなくならない場合は、加害個体数を減らすため、わなや銃器等にて捕獲を行う。(野生鳥獣を捕獲することは、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により許可が必要です。詳しくは、当ページ下段の関連リンク「鳥獣の捕獲等許可申請について」をご覧ください)

イノシシ被害の相談先

環境保護課
0465-33-1481
・住宅地に出没した
・最近、見かけるようになった
・捕獲ができる人を紹介してほしい  など
農政課
0465-33-1494
・農作物被害を受けた
・各種狩猟免許の補助申請がしたい
・電気柵、メッシュ柵を設置したい  など
市役所の相談窓口は、月~金曜日 8時30分~17時15分(祝日、年末年始の閉庁日は除く)となります。
その他の時間帯において、イノシシによる人身被害が発生した場合または民家近くで暴れていて危険な状態である場合など緊急事態のときは、小田原警察署(電話0465‐32-0110)及び市役所守衛室(電話0465‐33-1822)へご連絡ください。
 

捕獲にご協力いただける方を増やしています

市では、鳥獣被害の防止対策として、農業者の自己防護策としての狩猟免許や、個人狩猟者における狩猟免許を新規に取得される方を対象に、取得費用の一部を助成しています。
取得後、住民から寄せられた被害報告をもとに、狩猟者に対して協力要請を行うこともありますので、市内の防護対策にご協力ください。
詳しくは、下記リンク「令和3年度鳥獣被害対策に係る補助金について」をご確認ください。

この情報に関するお問い合わせ先

環境部:環境保護課 環境保護係

電話番号:0465-33-1481

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