市長コラム

2024年03月13日(水)

市長コラム(令和6年3月13日)「地域子育てひろば」

 2月15日(木)、市内24か所で開設されている「地域子育てひろば」のうち、「二川地区 キリンさんの会」「桜井地区 かるがも」「前羽地区 キラキラ星」の3か所にお伺いしました。 

 地域子育てひろばは、各地区の民生委員児童委員協議会の子育て支援活動として、主に主任児童委員などが中心となって運営しており、地域の公民館や集会施設などを会場に、月1回〜2回程度開催されています。
 
 各地区では工夫を凝らし、七夕やハロウィン、クリスマスなど季節ごとのイベントや絵本の読み聞かせ、工作を行うなど、未就園児の遊びの場だけでなく、育児中の保護者にとっては、参加者同士で子育ての悩みを相談しあったり、おしゃべりでリフレッシュしたり、息抜きの場だったりと、皆さんそれぞれの目的でこの地域子育てひろばを活用していただいています。  

 お伺いした日もひろばのスタッフやボランティアの方に見守られながら、小さいお子さんがおもちゃで遊んだり、折り紙を作ったり、走り回ったりと、親子が一緒に遊ぶ様子、そして弾ける笑顔が印象的でした。  

 本市では、現在審議中の令和6年度当初予算において、これまで以上に誰もが安心して子どもを産み育てることができる環境を整えるため、「子ども・子育て支援」の推進に主眼を置いた予算編成を行いました。
 小児医療費助成の対象年齢を満18歳まで拡大するほか、民間保育所における使用済み紙おむつの回収、保護者が病気等の理由で養育が一時的に困難となった場合に一時的に児童を預かる、いわゆる「ショートステイ」や「トワイライトステイ」などを実施してまいります。

 今後も市民の皆さんが、「小田原に住んでよかった」「小田原で子育てをしてよかった」と実感していただけるような、魅力あるまちづくりを進めていきたいと思います。

(参考)小田原市ホームページ「地域子育てひろば」
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/edu-ch/kosodate/p28959.html

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2024/03/13 10:56 | 未分類

2024年03月12日(火)

市長コラム(令和6年3月12日)「子どもの居場所づくり事業」

 2月は、2つの子どもの居場所づくり事業を訪問しました。

 一つは、酒匂にある小田原市集会所で活動されている「はまっこてらす」。
 「はまっこてらす」は、酒匂・小八幡地区の元健康おだわら普及員さんが中心となり構成されている「チーム・そよ風」の皆さんが運営。毎月第2水曜日に、折り紙や紙粘土を使ったアート作品の制作体験など、様々な体験学習を行っています。
  今回お伺いした日は、ひな祭りに向けた紙のひな人形づくりを企画。子どもたちが真剣なまなざしで夢中になって取り組んでいる姿を見ていると、とても微笑ましく思いました。

 スタッフの方の話によると、平成28年(2016年)4月に団体を設立し、まもなく8年目を迎えるとのことですが、その間、コロナ禍により子ども食堂を断念せざるをえなくなるなど、運営にあたり様々なご苦労をされてきたようです。いくつもの困難を乗り越えて、代表者をはじめスタッフの方々が、変わらない熱い思いを持って子どもの居場所づくりに取り組まれていることに、頭が下がる思いです。
 これからも子どもたちが安心して集うことができ、様々な世代の方たちと交流できる地域の居場所として続けていかれることを切に願っています。 

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2024/03/12 17:01 | 未分類

2024年03月11日(月)

市長コラム(令和6年3月11日)

 2月13日(火)、特定非営利活動法人防災総合ペット育成協会様から、災害時におけるペット収容場所を設営するための「避難所ペットスペース設営ボックス」を30セットご寄附いただきました。
 大規模災害が発生した場合、ペットと一緒に避難する「ペット同行避難」は、本市においても各避難所で検討するべき課題となっています。ペットと一緒に避難することはできても、人とペットが同じ空間で避難生活をすることは難しいため、生活空間(ペットスペース)を分ける必要があります。
 このたびいただきました避難所ペットスペース設営ボックスを活用して、ペットの受け入れ体制について検討していきたいと思います。
 

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2024/03/11 17:03 | 未分類

2024年02月27日(火)

市長コラム(令和6年2月27日)「当初予算の主な内容(その4)・まちづくりの推進エンジン」

 令和6年度当初予算の内容について、3つのまちづくりの目標である「生活の質の向上」「地域経済の好循環」「豊かな環境の継承」と「まちづくりの推進エンジン」の項目に沿って、新規事業等を中心にお知らせします。
 最後は、まちづくりの推進エンジン「行政経営」「公民連携・若者女性活躍」「デジタルまちづくり」についてです。

【行政経営】
●ハラスメント対策強化事業費【5,200千円】
・職員のハラスメントに係る外部相談窓口を設け、相談しやすい環境を整えるほか、職員への意識啓発の充実を図ります。
 また、有識者の参画のもと、公平で迅速なハラスメントの対応ができる体制を整備します。

●総合計画等推進事業【7,801千円】
・総合計画審議会、総合戦略有識者会議を運営するとともに、総合計画等の評価・進捗管理と市民アンケートを行います。
 また、令和7年度からスタートする総合計画第2期実行計画に向けた計画策定を行います。

●ふるさと応援寄附金事業【859,273千円】
・都市セールスや地域経済振興、財源確保などを図るため、ふるさと応援寄附金ふるさと納税に係る返礼品の調達やポータルサイトを活用したPR、寄附金の採納などを行います。
 また、企業版ふるさと応援寄附金募集に取り組みます。

●SMS催告送信システム利用料
・市税等納付促進センターによる電話での納付勧奨に応答しない滞納者に対し、携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)により、早期に未納の市税や国民健康保険料があることを通知し、納付勧奨を行います。

【公民連携・若者女性活躍】
●イノベーション推進事業【21,277千円】
・おだわらイノベーションラボの運営と民間提案制度を運用することにより、市場原理の中で培ってきた独自のノウハウや各種資源を有する民間事業者などとの連携によるイノベーションを推進します。

●若者未来創造事業【3,045千円】
・おだわら若者応援コンペティション」や「おだわらMIRAIアワード」など、若者や女性の視点やアイデアが生かされる環境を整備するとともに、その強みや活力を発揮し、活躍できる場を提供することで、新たなまちづくりにつなげていきます。

●山縣有朋ゆかりの庭園連携事業費(再掲)【500千円】
・山縣有朋ゆかりの庭園である本市所有の「皆春荘」に加え、「椿山荘」「古稀庵」と連携し、板橋地区に3庭園のデザインマンホールを設置するなど、歴史まちづくりをPRし、邸 園文化を広めます。

●板橋地区活性化支援委託料(再掲)
・公民連携により「甘柑荘」の公開を通じて共生社会の促進及び女性活躍といった本市の施策を周知するとともに、まち歩きによる回遊性を高めて板橋地区の活性化を図ります。

●分散型エネルギーシステム先行モデル構築事業(脱炭素先行地域づくり事業プロジェクト管理支援委託料)(再掲)【875,205千円】
・2050年の脱炭素社会の実現に向けて、その基盤となる仕組みを作るため、公民連携により再生可能エネルギーの導入促進に資する地域マイクログリッド事業や産業用蓄電池を活用したエネルギーマネジメント事業など、公民連携によるモデル事業を構築します。

【デジタルまちづくり】
●ゼロカーボン・デジタルタウン創造事業(再掲)【910千円】

・2050年脱炭素社会の実現に向けた取組を加速させるため、2030年を目標に「 究極のゼロカーボン」と「社会変化に適応した豊かな暮らし」との両立を「 最先端のデジタル技術」によって実現する新しいモデルタウンを創造します。

●デジタル化によるまちづくり推進事業(地域ポイント事業費)【145,608千円】
・地域、行政の情報化及びデジタル化の総合的、企画、調整、推進を行います。
 また、令和5年度に実装したポイントアプリを運用することにより、地域と人のつながりを創出し、地域幸福度(Well Being)の高いまちづくりをデジタル技術により実現します。

●デジタル図書館事業(電子書籍サービス事業費)【4,573千円】
・インターネットを通じた電子書籍貸出サービスを導入し、時間や空間の制約を受けずに読書機会が得られる新たな図書館サービスを提供します。

●博物館構想推進事業(デジタルミュージアム運用保守委託料)【9,340千円】
・博物館基本構想に基づき、博物館基本計画の策定に向けた用地等の検討を進めるほか、資料のデジタル化の推進及びデジタルミュージアムの維持管理を行います。
 また、博物館構想の周知のため市民向けの講演会及び地域資源を活用したアウトリーチ活動等を行います。

●遠隔ICUシステム導入費
・小田原市立病院に、昭和大学病院内の支援センターと接続した遠隔ICUを導入し、医療のDX化を推進し、 医療のさらなる高度化や効率化、患者負担の軽減等を目指します。

2024/02/27 18:00 | 未分類

2024年02月26日(月)

市長コラム(令和6年2月26日)「当初予算の主な内容(その3)・豊かな環境の継承」

 令和6年度当初予算の内容について、3つのまちづくりの目標である「生活の質の向上」「地域経済の好循環」「豊かな環境の継承」と「まちづくりの推進エンジン」の項目に沿って、新規事業等を中心にお知らせします。
 今回は、3つのまちづくりの目標のうち、「豊かな環境の継承」についてです。

【豊かな環境の継承】
●エリアブランディング構想策定事業【9,284千円】
・地域特性と海を生かしたまちづくりを一体的に展開するため、地域住民や御幸の浜海岸及びかまぼこ通り周辺エリアで活動する関係団体等と共に、当該エリアの現状を把握するために、観光客の動向やヒアリング等の基本調査をはじめ 、当該エリアに求められる機能等のニーズ調査を行い、公民連携による魅力あるまちづくりにつなげます。

●ゼロカーボン・デジタルタウン創造事業【910千円】
・2050年脱炭素社会の実現に向けた取組を加速させるため、2030年を目標に「究極のゼロカーボン」と「社会変化に適応した豊かな暮らし」との両立を「最先端のデジタル技術」によって実現する新しいモデルタウンを創造します。

●分散型エネルギーシステム先行モデル構築事業(脱炭素先行地域づくり事業プロジェクト管理支援委託料【875,205千円】
・2050年の脱炭素社会の実現に向けて、その基盤となる仕組みを作るため、公民連携により再生可能エネルギーの導入促進に資する地域マイクログリッド事業や産業用蓄電池を活用したエネルギーマネジメント事業など、公民連携によるモデル事業を構築します。

●ごみ収集運搬事業【778,508千円】
・家庭から出されるごみを収集し、清掃工場へ運搬します。令和6年4月から、市民の利便性の向上を図るため、ごみ集積場所に出される、かん類・びん類の収集回数を月1回から2回に増やします。

●道路施設等包括的民間委託導入可能性調査委託料【20,000千円】
・道路や河川施設等の維持管理に係る公民連携の取組として、民間企業の技術力やノウハウを活用する包括的民間委託の導入について検討します。

●復興事前準備推進事業費【94千円】
・大規模自然災害に対応するため、平時から災害の発生を想定し、被災後に迅速な復旧・復興を図るための事前準備として、事前復興まちづくり計画の策定に向けた取組を進めます。

●天守閣眺望確保等検討委託料
・市民会館解体撤去後に、国道1号方面から小田原城天守閣への眺望が開けることから、眺望景観の調査を行い、今後の景観のあり方とその保全方策等を検討します。

●相続財産清算人等選任事業費【2,017千円】
・所有者がいない空家等を、所有者に代わり管理・処分する相続財産清算人等の選任請求を、市長が裁判所に行います。裁判所に選任された相続財産清算人等が、空家等の管理・処分を行い改善を図ります。

●魅力ある街区公園・街路樹再整備事業(街区公園再整備工事請負費・早川地内、飯泉地内公園用地購入費)【175,023千円】
・遊具の老朽化等により十分に利用されていない街区公園を対象に、誰もが利用したくなるような魅力ある公園とするため、再整備を実施します。
 また、小田原消防署成田出張所の建設により、宗沢公園の一部が廃止されたことに伴い、その代替公園用地を取得します。

●こどもの森公園わんぱくらんど・辻󠄀​村植物公園管理運営事業(園内周遊電気自動車借上料)【216,277千円】
・指定管理者制度の活用によりサービスの向上や施設の効率的な管理運営を図ります。
 また、 老朽化の著しいロードトレインを、現行のディーゼル式から電気式に更新します。

●上下水道事業
(水道事業会計:高田浄水場再整備事業)【1,987,699千円】
(下水道事業会計:下水道管路包括的維持管理業務)【292,147千円】
・高田浄水場再整備事業をはじめとする施設の耐震化対策のほか、公民連携手法による下水道管路の効率的な維持管理等により、災害対策の強化と効率的な経営を推進します。

2024/02/26 17:02 | 未分類

 
 

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