市長コラム

2021年05月18日(火)

市長コラム(令和3年5月18日)

 5月11日は、小田原短期大学において、「おだたん人間成長講座(社会の形成者としての役割)」で講義いたしました。コロナ禍なので講義をビデオ収録し、6月に配信されるとのことです。同大学には吉田学長はじめ多くの先生方に各種審議会の委員を務めていただくなど、大変お世話になっており、少しでも恩返しができればと思います。講義を終えて、リニューアルされたばかりの学生サロンにてお茶をいただきましたが、天守閣や相模湾が一望できる素晴らしい眺めで、普段見る角度とは違う小田原の風景に癒されました。サロンで歓談されている学生は、秦野市や静岡県の清水町から通学されている方もいらっしゃいました。
 同日、第14回かながわ子ども・子育て支援大賞草の根賞を受賞された「虹の会(口唇口蓋裂児の親の会)」の髙橋会長が訪問されました。同会は平成5年に活動を開始し、以来29年にわたり口唇口蓋裂児の保護者の不安や悩みに寄り添い、支援活動を続けられております。年に4回、情報交換会や講習会を通じて、同じ立場から口唇口蓋裂児を育てる若い保護者たちの相談に応じております。小田原が活動拠点でありますが、他地区に同じような組織がないため、多くの方が県内各地から参加されております。様々なご苦労があると思いますが、今後も活動を継続していただきたいと思います。
 5月12日は県市長会市長会議及び県主催市長会議がオンラインで開催されました。どちらも議論の中心は新型コロナワクチン接種をいかに迅速に行うかでした。皆同じ悩みを抱えていながらも、地域の医療資源が異なるので、それぞれの地域に即した対応をされています。財源や接種体制、ワクチンの配分方法、情報伝達、予約方法などについて意見交換しました。
 5月13日は、湘南ベルマーレから眞壁代表取締役会長が来訪され、サッカーゴールを寄贈してくださいました、小田原市は平成12年から湘南ベルマーレのホームタウンになっています。私は学生時代からサッカーをしており、欧州のサッカー文化には憧れがあります。ビッグクラブでなくとも、地元にプロサッカークラブがあることは市民の誇りであります。本市はフットサルチームのホームタウンにもなっており、こちらも間もなく開幕となります。頑張れベルマーレ!
 5月14日は、酒匂にある児童養護施設の社会福祉法人「ゆりかご園」を訪問しました。同園は昭和25年に設立され、昨年70周年を迎えました。県議時代にも何度かお伺いしておりましたが、市長就任後は初めての訪問です。核家族化による子育て家庭の孤立化や、格差の拡大による子どもの貧困の問題など、子どもを取り巻く環境の変化により、児童虐待は年々増加傾向にあります。保護者が育てることが難しいケースについては、同園のような場所で職員の愛情を受け、地域とのつながりを持ちながら生活することが必要になってきます。同園の定員は51名で、ほぼ同数の職員が子どもたちの対応にあたっています。今後も関係機関と協力して、子どもが成長する環境を整えてまいります。

2021/05/18 09:13 | 未分類

 
 

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