市長コラム

2021年09月03日(金)

市長コラム(令和3年9月3日)

 少し間が空いてしまいましたが、先週からの活動を振り返りいたします。

 8月23日は、黒岩知事、勝俣箱根町長、松本真鶴町長、冨田湯河原町長とオンラインで、西湘地域首長懇談会で意見交換しました。今年は小田原市が会場で、7月にオープンした観光交流センターで開催予定でしたが、オンラインとなり残念に思います。私からは、新しい働き方のための環境整備、小田原市立病院建替、小田原漁港・早川海岸整備、鬼柳・桑原地区工業団地整備などに関する県の支援を要望しました。また、医療提供体制の構築には医療人材の育成に長期的視点を持った取り組みの必要性を訴えました。
 8月23日、24日と2日間にわたり、鬼柳・桑原地区工業系保留区域に係る方針説明会を開催しました。この地域は第2回線引きの昭和59年に保留区域に設定されたものの中々整備が進みませんでした。私は県議時代に、小田原の発展のためには雇用の創出が必要であり、そのためには、この地に工業団地を整備する必要があるとの考えで、整備を進めてきました。そして東側区域約10 ヘクタールが令和元年に市街化区域に編入され、昨年10月に造成工事が竣工しました。西側区域についても、しっかりと地元と調整しながら事業を進めたいと思います。
 8月24日は、「市民と市長の懇談会」として、小田原Lエール認定企業等で働く女性社員の皆さんと意見交換しました。皆さん生き生きと輝いて働いていらっしゃいます。本市としても若者・女性活躍を政策の中心に据えておりますが、職場環境だけでなく、より生活しやすい環境をつくることが、地域の魅力となり、小田原の価値を高めることにつながります。対面とオンラインの併用でしたが、あっという間に時間が経過して、最後にとっておいた質問ができなかったのが残念です。次回につなげたいと思います。 
 8月26日は、小田原・足柄地域連合及び小田原・足柄地域労働者福祉協議会の方々と意見交換しました。コロナ禍で働く環境も一変しましたが、労働衛生環境の向上は不可欠です。本市でも企業誘致や雇用の創出に力を入れておりますが、働く環境が魅力的でなければ持続可能な発展はありません。ワクチン接種の迅速化なども要望いただきましたので、しっかり対応してまいります。
 8月30日は、ミナカ小田原と小田原駅東口駐車場を繋ぐ連絡通路の開通式に参加しました。といっても、コロナ禍なので式典的なセレモニーは行わずに、10時の供用開始前に渡り初めを行っただけです。UMECOへのアクセスが格段に向上することはもちろんのこと、駅からの回遊性が向上し、コロナ収束後には、多く賑わいが創出されることを期待いたします。
 8月30日は、小田原市自治会総連合と小田原箱根商工会議所と本市による、防災に関する包括連携協定を締結しました。これまで、災害対策は自治会を中心に行ってまいりましたが、地域の一員である商工会議所と包括協定を締結することにより、会員企業と地元自治会との個別協定につながることを期待しています。この日も、災害時に新しい商工会議所の建物やミナカのコンベンションホールを避難場所とする協定や、人員及び車両等を提供していただくジェイコム湘南神奈川西湘局との協定、地元スーパーが地域の避難所に救援物資を届けるヤオマサ及び小田原百貨店と地元自治会との協定が締結されました。災害対策を地域のつながりで強化してまいります。
 9月2日は、セブンイレブンジャパンさんが食生活に野菜を取り入れる取り組みに協力していただけるということで打ち合わせしました。本市の長年の健康課題の一つに、脳血管疾患による死亡率が高いことがあります。残念なことに、その死亡率は県内ワーストワンです。脳血管疾患予防の食事としては、減塩と野菜摂取量の増加が大切です。これまでも減塩に関しては、小田原医師会や小田原食品衛生協会など多くの関係団体とともに普及啓発や減塩メニューの開発などに取り組んでまいりましたが、この度市内に39店舗構えるセブンイレブンさんで、野菜の摂取や減塩を促すポップや、栄養バランスを考えた商品の選び方等のチラシを置いてくださるよう依頼しました。コロナ禍で中食が増える傾向にありますが、上手に減塩や野菜摂取に取り組み、脳血管疾患予防に努めて欲しいと思います。

2021/09/03 17:35 | 未分類

 
 

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