市長コラム

2023年06月13日(火)

市長コラム(令和5年6月13日)

 5月15日は、蓮正寺にある障害サービス事業所「梅香園」を視察しました。
 社会福祉法人よるべ会が運営する同施設は、障がいのある方が生活支援や訓練をしており、また作業を通して就労への技能を高め、就職に結びつけていく支援なども行っています。当日は、作業の様子をお伺いさせていただくとともに、現場職員の方々との意見交換を実施。今後ともしっかりと障がい者支援を進めてまいります。
 16日は、城山にある高長寺で開催されました「透谷祭」へ。
 小田原出身の文学者で、近代文学に多大な足跡を残した北村透谷。透谷の没後百年を期に、1994年(平成6年)に行われた「百年祭」から始まった顕彰事業は、コロナ禍の中断期間を経て今回で第27回となりました。
 当日は、透谷の実弟で日本画家として名を成した丸山古香(ここう)氏のご子孫で、現在漫画家としてご活躍されている大井詩織さんも出席。郷土が生んだ透谷の事績を再確認するとともに、透谷を愛する方々の交流を深める貴重な場になりました。
 その後、小田原フラワーガーデンで開催の「きらりフェスタ」へ。
 社会福祉法人宝安寺社会事業部が運営する福祉施設の利用者の皆さんによる今回の作品展は、障がいのある方が行う就労作業とは別に、余暇活動の時間を利用して月1回のペースで制作した布などに刺繍をする「刺し子」や陶芸作品などを展示。多くの方に見ていただくことで、励みになったり、次の作品への制作意欲につながったりしているのだと思います。
 17日は、小田原駅東西自由連絡通路アークロード及びペデストリアンデッキで開催された、令和5年度春の全国交通安全運動における交通安全キャンペーンに出席しました。
 冒頭、同協議会の会長である私からご挨拶をさせていただいた後、関係者の皆さんと一緒に、チラシと啓発品配布によるキャンペーン活動へ。交通ルールの遵守と交通マナーの向上の意識啓発と合わせ、本年4月から自転車利用者の努力義務となったヘルメット着用の必要性についても、呼び掛けを行いました。
 20日は、曽我地区の伝統行事である「曽我の傘焼きまつり」の開会式に出席しました。 昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で改めて注目を集めた日本三大仇討の一つ「曽我兄弟の仇討ち」。曽我十郎・五郎兄弟が、父の仇を討つ際に傘を燃やして松明にしたという故事にちなんだこのお祭りは、長きにわたって曽我の里において人々に愛され、大切に守り伝えられてきました。
 こういった伝統行事の継承が全国各地で困難になっている現代において、主催者である曽我兄弟遺跡保存会をはじめ、関係団体や地域の皆様のご尽力に心から敬意を表するしだいです。小田原が誇るこの伝統行事、これからも大切に守り続けてほしいと思います。
 21日は、寿町の酒匂川右岸河川敷において、水防訓練を実施しました。  
 市内消防団や市と災害協定を締結している小田原市土木建設協同組合をはじめ、市消防本部・建設部など約500名が参加した水防訓練は、有事の際に有効な処置が取れるよう、水防技術の向上と防災関係機関との連携強化を目的に、重機を使用した大型土のう作りや四つ枠工など、河川の氾濫や越水、土砂災害時の土砂流出を防ぐための様々な水防工法による訓練のほか、ドローンによる情報収集活動訓練なども実施。
 来たるべき出水期に備え、より実践的な訓練を行うとともに、市民の生命と財産を守ることへの思いを、参加者の皆さんと新たにしました。
 水防訓練に参加したその足で、市役所前庭で開催の「ママと子どものニコ市ニコ座」を視察。市役所前庭のトライアルサウンディングの一環で開催されたこのイベントは、子どもの思い出の品などを販売する子どもたちによる「子ども商店街」の開催や、体験ワークショップ、キッチンカーの出店など、親子で楽しめる企画が満載。前庭の利活用の可能性がどんどん広がっています。

2023/06/13 15:28 | 未分類

 
 

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