本市が目指す2030年の姿を描いた第6次小田原市総合計画「2030ロードマップ1.0」が令和4年4月にスタートし、早一年が経過しました。
将来都市像である「世界が憧れるまち“小田原"」の実現に向け、スピード感を持って様々な施策や事業を進めています。
その中でも柔軟な発想やアイデアを持つ若者が活躍できるまち、チャレンジできるまちをつくることは大変重要と考えており、「公民連携・若者女性活躍」をまちづくりの推進エンジンの一つに掲げています。
「2030ロードマップ1.0」の策定に合わせ、小・中学生や一般の方から、「2030年の小田原の姿」をテーマに絵画・イラストの募集をしたところ、214点の応募がありました。
希望に満ちた、魅力あふれる未来の小田原を描いてくれました。
2030年は今から7年後。12歳の小学校6年生であれば19歳に、15歳の中学校3年生であれば22歳になっています。そのような小田原の将来を担う若者たちが、小田原に愛着を持ち、このまちに住んで良かった、住み続けたいと感じるようなまちづくりが大切です。
そのような中、今年久野小学校では小田原のまちづくりについて学んでおり、7月5日(水)、6年生の授業にお伺いさせていただきました。
同校では、5月に社会科の時間を使い、市企画政策課の職員が講師となり学んできました。また、学校の廊下には図工の時間で取り組んだ「小田原の好きな風景」をテーマに制作された絵画も飾られていました。
私がお伺いしたのは6年1組・児童38人のクラス。「2030年の小田原の未来を考えよう〜小田原を豊かにするためにわたしたちにできること」をテーマに、児童が提案書を作成。8グループに分かれて、直接私にプレゼンテーションをしていただきました。
少子化対策や健康、介護、バリアフリー化、観光、自然を生かした小田原の活性化など、どのグループからもたくさんのアイデアを出していただき、私たち大人では考えつかない小学生ならではの視点の提案もありました。
提案が終わった後はみんなで円になり、私から感想やコメントを伝達。小田原の未来に向かってみんなと気持ちが一つになりました。
提案内容が素晴らしいこともさる事ながら、自分たちで考えたことを大勢の人の前で緊張しながらも堂々と話す姿を見て、とても心を動かされました。
また、彼ら彼女たちがこれからの小田原の未来を支えていくことを思うと、大変頼もしく、心強く感じました。私自身も今回の訪問でたくさんのパワーをもらいました。
なお、この様子は、本年10月発行の広報小田原特別編「GROW」で詳しくお知らせする予定です。