市長コラム

2023年08月04日(金)

市長コラム(令和5年8月4日)「令和5年度新規事業『おだわら若者応援コンペティション』の採択アイデアが決定」

 現在本市では、昨年4月にスタートした2030年の姿を描いた第6次小田原市総合計画「2030ロードマップ1.0」に基づき、スピード感を持って様々な施策を展開しています。
 小田原が将来においても持続可能であるためには、未来を担う若者や子どもたちが夢や希望を持てるまちであることが大変重要と考えており、「公民連携・若者女性活躍」をまちづくりの推進エンジンの一つに掲げています。
 そうした考えの下、若者の視点やアイデアがまちづくりに生かされる環境の整備やイノベーションの創出など、未来に向けた投資として、公民連携・若者女性活躍の拠点「おだわらイノベーションラボ」や、新しい働き方の拠点「Work Place Market ARUYO ODAWARA (ワーク プレイス マーケット アルヨ オダワラ)を開設してきました。

おだわらイノベーションラボでの若者との意見交換のようす

「Work Place Market ARUYO ODAWARA (ワーク プレイス マーケット アルヨ オダワラ)のオープニングセレモニーのようす
 令和5年度は新規事業として、「おだわら若者応援コンペティション」(コンペティション=競争、競技会)を実施。
 本市の将来都市像「世界が憧れるまち"小田原"」の実現に向け、若者が描く夢を実現できる魅力的なまちづくりを進めるため、本市のまちづくりに寄与する若者ならではの自由で柔軟なアイデアを募集。採択となった提案には市から補助金を交付することで、アイデアの具現化を支援します。

 また、本事業の財源には、「ふるさと納税型クラウドファンディング」を活用。この事業(プロジェクト)に共感した方々から寄附を募った結果、目標金額1,386,000円に対し、総額2,052,000円(達成率148%)もの寄附があり、多くの方々からご支援をいただくことができました。誠にありがとうございました。
 応募対象は、本市の未来を創造する若者(市内外を問わず15歳以上40歳未満の個人・団体)とし、本年4月から約2か月間募集した結果、8件のアイデアが寄せられました。
 7月10日〜20日には、地域全体で若者の挑戦を応援するべく、8件のアイデアに対する市民投票を実施し、375票の投票がありました。
 
 その後、23日にはプレゼンテーション審査を開催し、自身のアイデアに対する熱い想いを語っていただきました。若者が抱く悩みや課題を手助けするものや、現在のグループ活動をさらに広げるもの、若者や女性が活躍できる場を創出するものなどがあり、どれも小田原愛にあふれ、提案に込める強い思いやエネルギーを感じました。
 市民投票、プレゼンテーションを踏まえ、審査委員会を開催。審査には、提案者に年齢が近い若手市職員3名も加わり、より若者の視点や感性を取り入れることとしました。
 その結果、魅力あふれる4件のアイデアを採択し、8月1日公表となりました。

■採択アイデア(アイデア名五十音順)

【アイデア名】everyday 小田原(映像・ラジオによる小田原の魅力発信)
【提案者】小田高放送PR団
【内容】小田原をテーマ(小田原囃子、小田原風鈴など)にした映像作品等を制作し、様々な人に見てもらうことで、小田原の知られざる魅力を発信する。

【アイデア名】小田原の地域循環経済を促進する「シン・和菓子」を企画プロデュース
【提案者】KGU二宮ゼミナール小田原チーム
【内容】耕作放棄地を再生して育てている"みかん"と"米粉"を使い、「シン・和菓子」を提案。小田原で生産された原材料をより多く使用することで、地域活性化に貢献できる商品を企画プロデュースする。

【アイデア名】中高生未来構想イベント
【提案者】キセキのはじまり
【内容】自己分析ワークショップを開催し、自分の夢を言語化するきっかけを提供する。

【アイデア名】porte de foot golf (ポルテ デ フットゴルフ)
【提案者】三浦尚子
【内容】現役選手がレクチャーするフットゴルフ体験会を実施し、フットゴルフの普及啓発やスポーツ振興と健康、ウェルビーイングの促進を図る。

 残念ながら落選となったアイデアの中にもキラリと光るものがありました。ぜひ今後も再チャレンジしてほしいと思います。
 採択となったアイデアは、来年2月末までに提案者自らが具現化。3月には報告会を開催する予定です。若者の夢がどのような形で実現されるか、今からワクワクしています。

2023/08/04 09:30 | 未分類

 
 

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