市長コラム

2024年05月08日(水)

市長コラム(令和6年5月8日)「小田原北條五代祭り」

 5月3日(金・祝)、清々しい青空の下、本市最大の観光イベント「小田原北條五代祭り」が開催されました。
 
 1960年(昭和35年)、小田原城天守閣の復興・完成を祝して開催された「小田原お城まつり」にて、市内行列が始まってから今年で60回目となる記念すべき年となりました。

 第60回を記念した今回の小田原北條五代祭りは、豪華なゲストの方々が参加。これまでも出演いただいている初代・早雲役の合田雅吏さん、四代・氏政役の髙嶋政伸さん、五代・氏直役の柳沢慎吾さんに加え、歌舞伎の演目「外郎売」で市川團十郎家とご縁があったことから、記念ゲストとして、北条早雲の姉の北川殿役に、舞踊家の四代目・市川ぼたんさん、北条早雲の若年期の伊勢新九郎役に、歌舞伎俳優の八代目・市川新之助さんが出演されることとなりました。

 当日私は、北条氏ゆかりの市町で構成される「北条五代観光推進協議会(五代協)」の方々とともに、甲冑を身にまとい、コロナ禍を経て5年ぶりとなる「出陣式」の会場の銅門広場へ。

 特設ステージが設置された会場は、パレードへの出演を心待ちにする武者隊の皆さんなどの熱気でいっぱいに。 私も会場を巡り、素晴らしい天気の中でお祭りが開催できることを、出演者の皆さんと喜び合いました。

 特設ステージでは、来賓を代表して挨拶をさせていただきましたが、対岸の観覧場はこれまで見たことがないほどのたくさんの来場者でビッシリ。お祭りへの期待の高さがうかがえます。
 来賓の方々の紹介に続き、合田雅吏さん、髙嶋政伸さん、柳沢慎吾さんのゲストトークへ。これから始まるパレードへの意気込みを語っていただいたあと、市川ぼたんさんと市川新之助さんのトークでは、「小田原は自然がたくさんあって素晴らしいところ」と小田原への想いを話してくれました。

 その後、陣触(じんぶれ)を行い、皆で「エイ・エイ・オー!」と勝どきを上げると、いざ出陣へ。銅門が開場し、いよいよ総勢1,700名におよぶパレードがスタートしました。

 住吉橋を渡り、馬出門を出てお堀端通りへ。
 私は、一般社団法人小田原市観光協会の外郎会長とともに、五代協の首長さんらと大河ドラマ化をアピールするため、横断幕を掲げ隊列を編成。
 
 その後ろを伊勢新九郎軍団として、今回の記念ゲストである、市川ぼたんさんと市川新之助さんが行進。沿道からの大きな声援に手を振りながら笑顔で応えていました。

 今回は、新型コロナが5類感染症に移行し、初めての五代祭りとなりました。
 昨年もかなりの来場者があったと記憶していますが、今年はそれ以上の人出。駅周辺約2.1kmのパレードコースは、武者行列や出演ゲストを一目見ようと、溢れんばかりの観光客で埋め尽くされていました。

 主催者である小田原市観光協会の発表では、昨年の26万人を大きく超える、過去最多となる30万人の来場者数を記録。私も途切れることのない声援に手を振って応えながら、北条五代の大河ドラマ化を大きくアピールさせていただきました。

 今回の北条五代祭りで実感したことは、「小田原が元気になってきた」ということ。今回の来場者数30万人という数字にも裏付けされているように、令和4年に過去最高を記録した入込観光客数と観光消費総額は、令和5年はまだ集計中とはいえ、入込観光客数は830万人、観光消費総額は350億円を超えることが確実となっています。
 こうしたことを契機に、小田原をもっともっと元気に、そして多くの方に小田原へお越しいただけるよう、引き続きオール小田原で取り組んでいきたいと思います。 
 その結果、念願である「北条五代のNHK大河ドラマ」が実現すれば、こんなにうれしいことはありません。

 このたびの小田原北條五代祭りが無事に開催できたことに対しまして、改めて市観光協会をはじめ、関係団体・参加者の皆様、お越しいただいた各市町の皆様、ご来場の皆様に深く感謝申し上げます。
 来年の第61回がどんなお祭りになるか今からとても楽しみです。

2024/05/08 15:04 | 未分類

 
 

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