市長コラム

2022年12月09日(金)

市長コラム(令和4年12月9日)

 3日は、生涯学習センターけやきにて開催されました「青少年と育成者のつどい」に出席しました。
 中学生と青少年育成者が一堂に会するこの大会、第1部では、小田原の次世代を担う中学生による「中学生の主張発表」と発表者の表彰を、第2部では、青少年の健全育成を図るために地域や学校などで活躍する団体や個人を表彰する「青少年善行賞等表彰式」を行っています。
 「中学生の主張発表」では、相洋中学校を含む市内12の中学校の代表者が、将来の夢や希望、社会に向けた提言などについて想いを発表されましたが、堂々と発表する姿は大変頼もしく、どの話も心に響くものばかり。この率直な想いや問題意識などは、今後の人生の中でも忘れず持ち続けてほしいと思います。
 また、表彰式では、「青少年育成推進者」12名、「青少年育成功労者」4名の方々を表彰しました。改めて、長きにわたる青少年の育成活動に対し、敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げます。
 5日は、食べた物の塩味を電気の力で強く感じさせるお椀「エレキソルト」デバイスを体験しました。当デバイスは、本市が包括連携協定を締結しているキリンホールディングス株式会社と明治大学の共同研究で開発された、微弱な電流を流すことにより、減塩食品の塩味を約1.5 倍に増強させるというもの。
 この日は、おみそ汁を「エレキソルト」デバイスのお椀でいただきました。すると、確かに塩味の感じ方はまったく違い、減塩の中にもおみそ汁をおいしくいただけたとともに、日本企業の技術力の高さに改めて驚かされました。
 本市は脳血管疾患による死亡率が高い状況が続いており、野菜たっぷり・適塩メニューを提供している飲食店を紹介する「野菜たっぷり・適塩・食べきり おだわら食べ歩きのグルメマップ」 (https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/welfare/health/brain/ki-20190493.html)を発行するなど、様々な脳血管疾患予防の取組を行っています。
 この「エレキソルト」デバイスは、来年中の発売を目指しているとのこと。本市でも、この「エレキソルト」デバイスを活用することにより、おいしく減塩食をいただきながら、塩分摂取量が減少し、脳血管疾患予防につながれば、こんなに素晴らしいことはないですね。
「エレキソルト-椀-」

写真出典:キリンホールディングス株式会社 2022年9月7日ニュースリリース
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2022/0907_01.html
 
 その後は、一般社団法人茶道裏千家淡交会小田原支部様から、10月に開催した茶会の収益の一部についてご寄附をいただきました。
 同淡交会小田原支部様からは、これまでも松永記念館老欅荘の畳替え費用やふるさと文化基金へのご寄附をいただきましたが、今回はご意向により、松永記念館敷地内の茶室「烏薬亭(うやくてい)」のふすまなどの設備の整備に充てさせていただきます。重ねてのご寄附に対し、心から感謝申し上げます。
 夜は、生きがいふれあいセンターいそしぎにおいて、酒匂・小八幡地区まちづくり委員会の皆さんとの地域活動懇談会を開催しました。
 酒匂・小八幡地区まちづくり委員会は、平成22年度に発足し、現在では7つもの分科会が設立されています。委員数が81人と多い地域ですが、コロナ禍にあってはイベントや会議への委員の出席を制限せざるを得ず、連携に苦労されているとことでした。
 そのような中にあっても、各分科会からは生活応援隊事業や世代間交流事業など様々な活動報告をしていただきました。今後も地域の課題解決に向けた取組を継続されますことをご期待いたします。

2022/12/09 18:18 | 未分類

 
 

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