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2023年08月04日(金)

柳家三三小田原落語会~夏の大ホール公演~

講談落語浪曲と話芸が好きな文化レポーター、備堂能満(びんどうよしみつ)が、今月開催の「柳家三三小田原落語会~夏の大ホール公演~」を、落語の世界から抜け出したような“アニキ”と“オイラ”の二人組の掛け合いでご紹介します。

先ずは、お馴染み、浪曲虎造節で。
旅行けば 相模の国の 小田原の 一筋(ひとすじ)伸び行く 東海道
道に沿いたる 街並みの 城に向かいて そびゆるは
黒鉄(くろがね) 雄々(おお)しき その姿 これぞ三の丸のホールでぇーすぅ。

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2023/08/04 16:06 | 伝統芸能

2022年06月22日(水)

宗我神社の下中座公演「曽我物語」

(写真1)大木に包まれた「宗我神社」(写真1)大木に包まれた「宗我神社」
 宗我神社は、小田原市東部の曽我谷津の地に、およそ千年前の創建された由緒ある神社で、曽我丘陵の南麓に位置しています。二の鳥居の脇には、樹齢七百年とされるけやきの御神木がそびえています。社殿の左右にも大木が包み込むように立って、境内に幽玄な雰囲気を醸し出しています(写真1)。
 

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2022/06/22 14:38 | 伝統芸能

2022年04月24日(日)

小田原ふるさと大使 林英哲コンサート

2022年4月9日、三の丸ホールでは、また一つ、記憶に残る開館記念事業が行われました。
小田原ふるさと大使の林英哲さんのコンサートです。

 晴れた空の向こうに小田原城を望み、眼下にはお堀端通りの桜並木に囲まれた三の丸ホールに、このソロ太鼓音楽と言うジャンルを切り開き、世界的な地位に高めた林英哲さんの魂の響きが、大ホールの隅々まで満たされました。
 大型の和太鼓の雄渾の響きと、バチさばきによる乾いた鼓の音、そこに透徹に澄み切った鈴(りん)の輝き、それに加えてマイクを活用した尺八と三味線の組み合わせは、コンサートホールの音響の試金石とも言えるものです。これらの全てが音の渦となってホール全体に響き渡り、林英哲さんの祈りの世界に昇華して、林英哲さんからも、最後の挨拶の時に、素晴らしいホールとお褒めの言葉をいただきました。まさに三の丸ホールの開館を祝うモニュメントとしてのコンサートでした。

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2022/04/24 10:52 | 伝統芸能

2022年03月10日(木)

下中座公演「Jazz-Bunraku―涅槃に行った猫」

(写真1)下中座ののぼり(写真1)下中座ののぼり
 3月6日(日)は、春一番が吹き荒れた前日の余波か、まだ時おり強い風の吹く日でした。それでもコートなしで三の丸ホールへ行けるほどの暖かさでした。三の丸ホール入口の両脇には、「相模人形芝居 下中座」と色鮮やかに染め抜かれた幟(のぼり)が、はためいていました(写真1)。この日13時30分より、大ホールで下中座による「涅槃に行った猫」の公演が開催されました。下中座の人形芝居は人気があり、チケット販売は既に完売だったそうです。会場で出会った友人は、家族の分を後から買おうとしたけれど売り切れだったと言っていました。

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2022/03/10 11:22 | 伝統芸能

2022年02月17日(木)

柳家三三 初春公演・高座完成の裏話

 昨年11月30日、大ホールに於いて完成した寄せ囲いを仮組立し、造作の不都合などがないか、関係者が集まって確認を行いました。すると、橘右樂師匠と柳家三三師匠も来られていて、客席最前列で高座の見え方を議論していました。

寄席囲い全体の仮組み風景のレポートは、こちらの記事

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2022/02/17 17:58 | 伝統芸能

2022年02月16日(水)

柳家三三 初春公演・寄席囲いお披露目

(写真1)三三師匠公演幟(写真1)三三師匠公演幟
 2月5日(土)は、立春の翌日にしては、箱根は雪に白くけむって小田原にも風花が舞う寒さでした。小田原三の丸ホールのポールには、「柳家三三師匠へ」と色鮮やかに染め抜かれた幟(のぼり)が、寒風にはためいていました(写真1)。この日の13時より、大ホールで「柳家三三 小田原落語会・新春公演」が開催されました。公演には人気講談師・神田伯山さんも出演することもあって、チケット販売は即日完売となったそうです。

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2022/02/16 14:42 | 伝統芸能

2022年02月02日(水)

「柳家三三(さんざ)小田原落語会・初春公演」に寄せる歓迎呼び込み

昨年9月のオープン以来、音楽演劇芸術等、様々な公演が続く三の丸ホールで、待望の「柳家三三小田原落語会初春公演」が開催されます。ふるさと大使でもある三三師匠は、常に同世代のトップを走り続ける落語家です。この公演を歓迎して、話芸が好きで浪曲会の企画もする文化レポーターの私、備堂能満が、昔の寄席の若い衆になりきって、呼び込みの文句を用意してみました。では、題して、
 

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2022/02/02 15:25 | 伝統芸能

2022年01月05日(水)

三の丸ホール・寄席囲い仮組みの風景

(写真1)配置を図示した識別票(写真1)配置を図示した識別票
 11月30日月曜日の朝、三の丸ホール大ホールに於いて、寄せ囲いの仮組み作業が行われました。「寄席囲い」とは、落語などの舞台上の高座を構成する大道具のことです。板塀やぬり壁、格子窓などが描かれていて、いかにも江戸の下町情緒を思わせます。三の丸ホールでは、この寄席囲いを大ホールに合わせて特注して制作しました。この日は完成した寄席囲いを仮組立して、造作の不都合などがないか、関係者が集まって確認を行いました。

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2022/01/05 11:13 | 伝統芸能

2021年09月21日(火)

三の丸ホール開館記念式典「三番叟『神秘域』」

2021年9月12日(日)三の丸ホールの開館記念式典、杉本博司さん企画・舞台構成による三番叟『神秘域』(出演:野村萬斎さん)を見させていただきました。

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2021/09/21 10:45 | 伝統芸能

2019年12月23日(月)

弧の会の日本舞踊を観て

 久しぶりに日本舞踊の舞台を観劇しました。
 令和元年8月31日に小田原市民会館大ホールで開催された、おだわら文化事業実行委員会が主催する「日本舞踊家集団・弧の会 コノカイズム」です。

 今回私は小田原市民学校の生徒として、舞台全体が良く見える一階左後方の席で観劇しました。

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2019/12/23 15:01 | 伝統芸能

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