(写真5)足袋と草履 所作台・緋毛氈(ひもうせん)・上敷(じょうしき)ゴサ等の使用時は、「金井大道具」の職人さんたちは誰もが草履を履いているのに気が付きました(写真5)。三の丸ホールの舞台関係を統轄する城所(きどころ)茂・担当監に訊ねると、「舞台では足袋(たび)と雪駄(せった)が常識です」と教えてくれました。足裏の脂が舞台を汚してしまうので、脂を吸う足袋でないといけないそうです。そして、足袋では靴が履きにくいので雪駄を履くのです。歴史ある身支度と思いました。でも、最近は草履を履くとのこと。ただ、三の丸ホールスタッフは、安全第一で安全靴を履いているそうです。