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2022年07月26日(火)

『小田原物レコード』

文化レポーターの和田崇裕です。

近年、その魅力が再認識されているアナログレコード。
1975年生まれの私が、レコードショップに行く様になった頃には「売り場の殆どがCD。
片隅に細々と置いてあるのは・・・時代遅れのレコード・・・」
そんな時代になっていたので、レコード自体に特別な思い入れは全くありませんでした。

そんな私がレコードを好きになった切っ掛けは、2年程前。
義父母の逝去に伴う実家整理の際に、演歌・ラテン・映画音楽・アイドルと言った多彩なレコードが屋根裏部屋から出て来た事に始まります。
以来、様々な情報を集め、その声を基に簡易レコードプレーヤーを購入し、それからは「一日の何処かにレコードを聴く時間を設ける」と言う暮らしの始まりです(私の場合はシングルレコードが中心)。

◯作られた時代背景、時には収録曲の雰囲気さえ感じられる、正に「レコードの顔!」であるジャケット。

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2022/07/26 14:55 | 音楽

2022年07月01日(金)

『~驚愕のカリスマティック・ヴァイオリニスト~ 石田泰尚 ヴァイオリンリサイタル2022』

※公演フライヤー。※公演フライヤー。
文化レポーターの和田崇裕です。
2022年5月29日、南足柄で行われた、ヴァイオリン奏者・石田泰尚さんのリサイタルを観て来ました。

様々なスタイルを以て各地で公演をされている、話題のヴァイオリニスト石田泰尚さん。
この日は、ピアニスト中島剛さんとデュオで、昨年発表された作品集「PIAZZOLLA LIVE」を全曲披露するプログラムでした。
古い映画音楽の様に、ゆったりとした曲~スリリングな曲に至る迄の約90分。

ステージには、マイク等の機器は一切見当たらず、自分にとっては生まれて初めて聴いた、完全なる生音のアンサンブルは、身体の隅々にまで、その音色が隈無く響き渡ったのです。
そんな石田さん・中島さんのデュオが、この秋、三の丸ホールにやってきます。
石田さんが奏でているヴァイオリンは、1600年代末から1700年代初頭に作られたモデルとのこと。

小田原の歴史で言えば、あの二宮金次郎さんより、もっともっと年上!!日本史なら徳川吉宗、松尾芭蕉と言った人達の時代の楽器なのです。
髷を結った当時の小田原の人々が決して見聴きする事は無かったヴァイオリン。
時空を超え令和の私達の前で、どんな音色を奏でてくれるでしょうか。


市内のライブハウスや音楽イベントなどに集う音楽好きの方々に向けて、もうひとことおすすめコメントを添えさせてください。
石田さんは影響を受けた人として、あの長渕剛さんを挙げています。
「長渕さんに影響を受けたヴァイオリニストがどんな演奏をするのか!?」そう言った楽しみ方も出来るのではないでしょうか。
「リサイタル」「アンサンブル」と言った響きに不慣れな方や「コンサート、というよりライヴやセッションなどの方がしっくりくるなあ」そんな方にも、最高のひとときになるでしょう。私が太鼓判を押します。

チケットは既に発売されています。
まさに芸術の秋に相応し過ぎる、このリサイタル。
是非是非お出掛けになってみては如何でしょうか。


『~驚愕のカリスマティック・ヴァイオリニスト~ 石田泰尚 ヴァイオリンリサイタル2022』
10月23日(日) 小田原三の丸ホール 小ホール 14時開演

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2022/07/01 13:39 | 音楽

2022年03月30日(水)

小田原音楽フェスティバル新ホールに響け!市民による「第九」を鑑賞して

3/13 小田原三の丸ホールで行われた『小田原音楽フェスティバル新ホールに響け! 市民による第九』を鑑賞しました。

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2022/03/30 20:37 | 音楽

2021年11月18日(木)

皆春荘・秋空の弦楽四重奏

(写真1)コンサートのチラシ(写真1)コンサートのチラシ
 11月6日土曜日秋空の下、小田原・板橋にある皆春荘(かいしゅんそう)で弦楽四重奏のコンサートが開催されました(写真1)。主催は「風の音カルテット」で、小田原市が共催しました。

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2021/11/18 11:41 | 音楽

2021年10月21日(木)

スタインウエイ・ピアノと鬼滅市松模様

(写真1)コンサートのチラシ(写真1)コンサートのチラシ
 9月5日日曜日に、御堀端通りに面した「小田原三の丸ホール」のオープニング・セレモニーが開催され、市民が待ち焦がれたホールが開館した。12日の野村萬斎による「三番叟」、19日のボニージャックスとベイビーブーによる「小田原童謡大使コンサート」と、毎日曜日に開館記念事業が続いた。そして、9月26日、開館記念事業の最後を飾ったのが、「中根希子 ピアノ開きコンサート」であった(写真1)。

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2021/10/21 13:43 | 音楽

2021年10月19日(火)

小田原市民ホール開館記念事業・小田原童謡大使コンサート

このために描かれたかわいいイラストは、横井山泰さんによるものこのために描かれたかわいいイラストは、横井山泰さんによるもの
小田原在住4年目のRieです。
ついに小田三の丸ホールが9月5日にオープンしましたね。
その開館記念事業のひとつである「小田原童謡大使コンサート」が9月19日に開催され、息子と一緒に行ってまいりましたので、その様子をレポートします。

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2021/10/19 14:37 | 音楽

2021年10月12日(火)

中根希子ピアノ開きコンサート

撮影:稲子紀夫(小田原市提供)撮影:稲子紀夫(小田原市提供)
2021年9月26日(日)、新しく出来た三の丸ホールに新規購入したスタインウェイのフルコンサートグランドピアノ開きコンサートが、選定者の中根希子(あきこ)さんの演奏により開かれました。
ピアノ開き、聞き慣れない方も多いと思います。ホールなどにピアノを採用する際、ピアノ選定者が選出され、弾きこみ、お披露目をすることを「ピアノ開き」と呼びます。

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2021/10/12 16:25 | 音楽

2021年04月12日(月)

ありがとう市民会館まつり - 2 「ミニコンサート」

写真1:ミニコンサートのチラシ写真1:ミニコンサートのチラシ
 3月24日から28日まで、7月末に閉館する小田原市民会館59年の歴史に感謝する「ありがとう市民会館まつり」が開催されました。小田原市かもめ図書館を拠点に活動してきた「かもめコンサート実行委員会」も、小ホールで第十回記念コンサートや大ホールで石井歡先生没後10年記念コンサートなどを市民会館で開催してきました。それらの活動の場への感謝の気持ちを形にするため、3月27日土曜日に市民会館小ホールでミニコンサートを企画しました。出演者は、ピアノ演奏の園田紘子さんとホルン奏者の都築紘子さんの「ダブル紘子」さんです(写真1)。

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2021/04/12 10:21 | 音楽

2020年09月02日(水)

趣味のオーケストラ活動

趣味趣味
趣味のオーケストラ活動で、土日は朝昼晩3コマもザラという生活を何十年もして
きましたが2月の半ばごろからだんだんと活動が自粛となり、予定していた演奏会
が次々と中止延期になっていきました。春に練習ができなかったので秋の演奏会
も中止延期未定。会場定員の削減で確保が激化、なにより、職場や家庭の都合で
活動を控えざるを得ない仲間もおり、今も影響は続いています。5月のGWに至
っては本当にカレンダーが白紙となりました、かつてなかったことです。その機
に家の片づけに精を出し、いろいろな室内楽の譜面を取り出したことで、夏から
は家族や少人数でのアンサンブルにめざめています。また、近所の散策で身近な
自然や人々の暮らしが見れました。人に会えない分お手紙やちょっとした贈り物
(季節の花、手作りのお菓子やお惣菜など)や本当に困っている方への支援も自粛
期間以降、少しづつですがさせていただきました。そんなわけで自粛中に思った
のは「空白もあっていい」「考える時間もあっていい」「不要不急なことは本当
はない、でもタイミングはある」「いろいろな視点でものごとをみる」「ていね
いに大切に生きる」ことでしょうか。残念ながら日常が戻りつつある中でこれら
がおろそかになってきましたので、今度は外からではなく自分からそういう状況
を作り出そうと思います。

2020/09/02 08:44 | 音楽

2019年02月14日(木)

硬派弦楽アンサンブル「石田組」小田原公演を聞いて

平成31年の小田原の音楽シーンの幕開けとなる表記の公演のレポートは、
私個人として今最も関心があり、2001年から神奈川フィルハーモニー管弦楽団のソロコンサートマスター、注目のヴァイオリニスト“組長”石田泰尚さん率いる弦楽アンサンブル「石田組」の演奏会です。
(2019年1月12日15時より於:小田原市民会館大ホール)
石田泰尚さんはピアソラをフューチャーした“トリオリベルタ”としての公演で小田原にも一昨年来演されたことがあります。

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2019/02/14 14:30 | 音楽

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