絵画・総世寺の安叟禅師像 1幅 (そうせいじのあんそうぜんじぞう)
指定名称 | 絹本著色 安叟禅師像 |
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所在 | 久野3670 総世寺 |
形状等 | 絹本著色 縦64.5㎝ 横35.5㎝ |
概説
総世寺の開山(かいざん)である安叟宗楞(あんそうそうりょう)の半身像です。
墨線で輪郭線を描き、衣部は絹布の色を生かしながら、輪郭線に沿って黄を挿し、一部を朱や白などで彩色しています。
画絹は目の粗いものを用いています。
上部には安叟の自賛(じさん)があり、総世寺の開基である大森氏頼(おおもりうじより)の求めにより、文明3年(1471)に書かれたことが分かります。
安叟宗楞は、15世紀中頃に小田原への進出を果たした大森氏の一族で、大雄山最乗寺(だいゆうざんさいじょうじ・南足柄市)五世の舂屋宗能(しょうおくそうのう)について修行し、最乗寺の舂屋七哲の一人として同寺の十世となりました。
最乗寺に輪住制を導入し、曹洞宗了庵派(そうとうしゅうりょうあんは)の発展に大きな業績をあげた人物です。
本図は、市内で唯一の中世の開山像であり、大森一族に関連する歴史的にも貴重な作品です。
墨線で輪郭線を描き、衣部は絹布の色を生かしながら、輪郭線に沿って黄を挿し、一部を朱や白などで彩色しています。
画絹は目の粗いものを用いています。
上部には安叟の自賛(じさん)があり、総世寺の開基である大森氏頼(おおもりうじより)の求めにより、文明3年(1471)に書かれたことが分かります。
安叟宗楞は、15世紀中頃に小田原への進出を果たした大森氏の一族で、大雄山最乗寺(だいゆうざんさいじょうじ・南足柄市)五世の舂屋宗能(しょうおくそうのう)について修行し、最乗寺の舂屋七哲の一人として同寺の十世となりました。
最乗寺に輪住制を導入し、曹洞宗了庵派(そうとうしゅうりょうあんは)の発展に大きな業績をあげた人物です。
本図は、市内で唯一の中世の開山像であり、大森一族に関連する歴史的にも貴重な作品です。

総世寺の安叟禅師像
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