絵画・総世寺の涅槃図 1幅 (そうせいじのねはんず)
指定名称 | 絹本著色 涅槃図 |
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所在 | 久野3670 総世寺 |
形状等 | 絹本著色 軸装 縦163.9㎝ 横117.7㎝ |

総世寺の涅槃図
概説
釈迦が入滅した時の様子を描いたもので、中央に寝台の上に横臥する釈迦を描き、寝台を囲むように、悲しむ菩薩や羅漢、明王、十大弟子、王侯、また生きとし生けるものとして動物や昆虫なども描いています。
大きさは、涅槃図としては中程度のもので、制作期は、描線が柔らかく湾曲する点、絹布が粗い点などから中世後期、室町時代と見られますが、前時代の南北朝時代の伝統的描法を踏襲した格調のある作品です。
市内に残る仏画として古例であり、全体的に退色は見られるものの、目立った破損や大きな修復の跡がないなど状態はおおむね良好です。
初代小田原藩主大久保忠世から小田原を代表する禅宗寺院である総世寺に寄進された伝来を持つ点も、市の歴史に関連付けることができ、貴重であると評価されました。
大きさは、涅槃図としては中程度のもので、制作期は、描線が柔らかく湾曲する点、絹布が粗い点などから中世後期、室町時代と見られますが、前時代の南北朝時代の伝統的描法を踏襲した格調のある作品です。
市内に残る仏画として古例であり、全体的に退色は見られるものの、目立った破損や大きな修復の跡がないなど状態はおおむね良好です。
初代小田原藩主大久保忠世から小田原を代表する禅宗寺院である総世寺に寄進された伝来を持つ点も、市の歴史に関連付けることができ、貴重であると評価されました。
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この情報に関するお問い合わせ先
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電話番号:0465-33-1717