市長コラム

2023年01月04日(水)

市長コラム(令和5年1月4日)

2023年新春メッセージ  世界が憧れるまち"小田原"の実現に向け加速

●ウィズコロナへの希望
 新型コロナウイルスにより社会情勢が一変してはや3年。この間いくつもの波があり、そのたびに、試行錯誤を繰り返しながら新型コロナウイルスとの共存に向け注力してきました。
 そんな中、ゴールデンウイークには「北條五代 歴史と文化の祝典」が開催され、3年ぶりに武者隊パレードが街なかを練り歩きました。感染対策の観点から内容を変更したり、規模を縮小したりと従来どおりの「北條五代祭り」とはいきませんでしたが、多くの皆さんに小田原にお集まりいただきました。その笑顔と活気を肌で感じることができ、ウィズコロナへの希望ともいうべき明るい見通しとなりました。
 そして、全ての市立小・中学校で修学旅行が3年ぶりに再開されました。子どもたちのあふれんばかりの笑顔と保護者の皆さんの喜びの声を受け、教育現場が感染症対策に配慮しながら子どもたちの学びに向き合っていることを心強く感じました。

●新たな総合計画のスタート
  昨年は、2030年の小田原の姿と、その実現に向けた取り組みをお示しした第6次小田原市総合計画「2030ロードマップ1.0」がスタートしました。
 計画には7つの重点施策を掲げ、庁内横断的に取り組んでいます。中でも、共生社会の実現や2030年のカーボンハーフ、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、私自身を本部長とした共生社会推進本部、ゼロカーボン・環境共生推進本部をそれぞれ立ち上げました。
 さらに、コロナ禍の社会的変化に伴う新しい働き方の受け皿として、旧片浦支所を再生した「Workcation House U(ワーケーション ハウス ユー)」、新たなビジネスモデルの創出を志す起業家や事業者を支援する「Work Place Market ARUYO ODAWARA(ワーク・プレイス・マーケット アルヨ オダワラ)」が開設されました。小田原の持つポテンシャルとここに集う多様な人材により、新たなイノベーションが巻き起こることを期待しています。

●国も認める小田原のまちづくり
 市長就任後、すぐに取りかかったデジタル化では、チャレンジを続けてきた成果が現れました。「究極の『ゼロカーボン・デジタルタウン』の創造」が、国の実施した「夏のDigi田(デジでん)甲子園」アイデア部門の神奈川県代表に選ばれた他、約5億円の事業に対しデジタル田園都市国家構想推進交付金などを獲得し、追い風となりました。また、携帯電話販売事業者のご協力によるスマホ教室の開催や電子図書館サービスの開始、市立小・中学校の新たな保護者連絡配信システム「さくら連絡網」や市民通報システム「おだわら忍報(にんぽう)」の導入など、デジタル社会の実現に向け、着実にその歩みを進めています。
 そして、これまでもリーディングシティとして全国的に注目を集めていた脱炭素の分野では、改めて脱炭素先行地域に選定され、重点対策加速化事業と合わせると、今後5年間でおよそ65億円もの交付金を得ることができました。これまで地域や民間事業者と本市で行ってきた、電気を「創(つく)る、使う、蓄える」という面的な取り組みが評価されたものですが、今後はこれに「送る」を加え、新たなステージに進みます。

●「伸びゆく」小田原を創造
 「スピード感」が私の市政のポイントですが、今年はさらに加速させ、これまでまいてきた種を育ててまいります。
 デジタル分野では、整備が進むデータ連携基盤(都市OS)を本格的に活用する段階にステップアップさせ、生活の質の向上につなげます。脱炭素分野では、太陽光発電の導入など市民生活に直結する部分への支援を整えます。また、教育分野では、子どもたちの社会力の育成を軸に、ICT技術のさらなる活用や英語力の育成、地域との連携による学びを進めます。そして、現在も農福連携などを進めている共生社会実現に向けては、さまざまな分野を横断的につなぐ取り組みを推進します。
 さらに、「地域経済の好循環」を生み出すために、スタートアップ支援やeスポーツによる観光誘客、そして、新たな観光まちづくりとして掲げた「美食のまち」の推進に取り組みます。本市が持つ「食」のポテンシャルを最大限に引き出し、日本のみならず、世界に「美食のまち」として小田原を発信します。
 本市が目指す2030年の姿、「世界が憧れるまち"小田原"」の実現に向け、総合計画2年めの今年は、「伸」の一文字を心に留め、育ち"伸びゆく"小田原を皆さんと一緒に創造してまいります。
 本年が皆さんにとって素晴らしい一年となることを、心よりお祈り申し上げます。

2023/01/04 08:56 | 未分類

2022年12月28日(水)

市長コラム(令和4年12月28日)

 12日は、市内旭丘高校の卒業生で、現在、日本体育大学4年生のバドジャルガル・チョイジルスレンさんが、11月に両国国技館で行われた第100回全国学生相撲選手権大会の個人戦で優勝し、そのご報告に来てくださいました。
 モンゴル出身のチョイジルスレンさんは、国際交流教育と相撲部強化を目指す旭丘高校にスカウトされ、2016年、15歳の時に来日。その後、高校3年生で出場した全国高等学校総合体育大会で準優勝。高校横綱を逃した悔しさを糧に、大学相撲部でも稽古を重ね、見事大学最後の年で念願の学生横綱を獲得しました。卒業後は大相撲の世界へ飛び込むとのこと。この小田原の地から横綱が出ることを信じて、皆で応援していきたいと思います。

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2022/12/28 13:26 | 未分類

2022年12月27日(火)

市長コラム(令和4年12月27日)

 20日午後、有楽町よみうりホールで開催されました「脱炭素先行地域」の選定証授与式に出席しました。
 本市と東京電力パワーグリッド株式会社小田原支社は、環境省が全国の自治体を対象に募集した、脱炭素の早期実現を目指すモデル地域である「脱炭素先行地域」に共同提案。その結果、新たに本市を含む20地域が11月1日に選定され、この度、西村明宏環境大臣から選定証が授与されました。
 この「脱炭素先行地域」の選定は、現時点において、県内では横浜市、川崎市に次ぐもので、既に獲得している脱炭素化における「重点対策加速化事業」に係る交付金との両方の獲得は、全国でも札幌市、京都市、そして小田原市の3市のみです。
 本市では、2050年のカーボンニュートラル(二酸化炭素の実質排出ゼロ)の実現を掲げ、これまでに数々のモデル事業を全国に先駆けて実施してきました。この10月には、2030年のカーボンハーフを掲げた、新たな気候変動対策の計画を定め、一層の推進を図っています。 こうした脱炭素社会へのチャレンジは、より効率的で、より持続可能な社会を実現するための大きなチャンス、言わば地域の成長戦略です。今後5年間で国の交付金を活用しながら、「世界が憧れるまち"小田原"」の実現に向け、さらにアクセルを踏んでいきたいと考えています。

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2022/12/27 14:51 | 未分類

2022年12月26日(月)

市長コラム(令和4年12月26日)

 10日、11日は神戸にて、アーバンデザインセンター(UDC)の全国大会に参加いたしました。
 10日は、神戸を拠点に活動を展開する「アーバンデザインセンター神戸(UDC078)」の取組について、現地のスタッフから説明を受けました。
 まず、はじめに訪れたのは、港町・垂水地区にある水産体験学習館「マリンピア神戸さかなの学校」に今年9月にオープンした「KAIKEN(カイケン)の釣り堀」です。この施設では、コンテナを改装した釣り堀で魚を釣り上げ、釣った魚をスタッフの手ほどきを受けながらさばき、さらには調理して食べることができます。魚への親しみや興味をはぐくむ体験型の教育施設として運営されており、市場に出回らない未利用魚、低利用魚を活用するコンセプトや水中カメラで魚を釣り上げる様子を確認できる仕組みなど、アイデアとテクノロジーの詰まった大変面白いアトラクションです。
 この釣り堀を運営する団体である「海洋水産技術研究所(KAIKEN)」は、地元企業である「兵庫ベンダ工業株式会社」が、主管事業である製造業のほか、「IT」、「映像」、「教育」など自社の技術とネットワークを基に、「海洋分野」への事業展開として新設したもので、根底には新たな働き場の創出による雇用継続や水産を通じた学びの場の提供、自然環境の保護などエリアマインドに基づくしっかりとした理念があります。 視察した施設は、このようなパブリックマインドを持った企業とUDCが連携し、見事にそれぞれの理念を実践する場となっていました。民間企業の最新のテクノロジーや研究技術が、UDCとの取組を通じて、嬉しそうに魚釣りをする子供たちの笑顔に繋がっていることに大変感動しました。 

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2022/12/26 17:00 | 未分類

2022年12月23日(金)

市長コラム(令和4年12月23日)

【「おだわらあんこうカレー」のクラウドファンディングが始まりました!】

 小田原地魚大作戦協議会が、小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会とコラボし、小田原産のアンコウを使って開発したレトルトの「おだわらあんこうカレー」。この「おだわらあんこうカレー」のクラウドファンディングによる販売が、12月15日から始まりました。
 「おだわらあんこうカレー」の開発に係るプロジェクトの趣旨に賛同される場合は、1,000円〜10,000円の支援額に応じた返礼品があります。
 クラウドファンディングで応援しながら、小田原産のアンコウの旨味が凝縮されたレトルトカレーを、ぜひご賞味いただきたいと思います。

○募集期間:令和5年1月15日まで(予定)

○返礼内容
(1)お礼のメール(アンコウ料理のレシピ付) 1,000円
(2)カレー2食、オリジナル缶バッジ 2,500円 ※:限定100人まで
(3)カレー5食、お礼のメール(アンコウ料理のレシピ付) 5,000円
(4)カレー5食、アンコウ解体体験 10,000円 ※限定18人まで
(5)カレー11食、お礼のメール(アンコウ料理のレシピ付) 10,000円

○クラウドファンディング掲載サイト:株式会社CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/view/623946

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2022/12/23 10:04 | 未分類

 
 

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