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2015年01月09日(金)

公民館 × 小田原城 無限大の可能性!

2014年12月14日 Kouminkan cafe と みんなでお城を作る会のコラボ企画 Kouminkan cafe ×みんなでお城を作る会「観光ワークショップ」が一区公民会で開催され、当日は20代から70代の多様な世代な参加者により活発なディスカッションが行われました。

 

■What’s Kouminkan cafe?

Kominkan cafe は、街の公民館を有効活用し、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のように地域住民を結ぶリアルSNS社会を目指しています。主催の守屋さんは、いろいろな催事に参加した自分の経験から世代を超えて人が同じ場で繋がっていく楽しさ、重要性を感じ、今までに、サッカーW杯をみんなで応援や、スターウォーズについて語る会、まじめに勉強をする会などを開催してきました。

 

小田原市には人口20万人に対してなんと139か所の公民館が存在するそうです。

使い方もかなり自由で、いろいろな目的の集会を開催さるのはもちろん、習字やそろばんや塾などを営利で開催することも可能、物販と飲食の販売以外いろいろな事を公民館で行うことができます。もちろん地域外の人も利用することが可能で、利用料も非常に廉価です。

しかしながら、地域の自治会が所有・管理している公民館がほとんどのため、地域外の人には借り方が不明となってしまっている事がほとんどだそうです。市のHPにもほとんど情報はありません。

 

■公民館を活かそう

 上記のような問題を解決し、地域の資産である公民館を活用したコミュニケーションを図るため、いろいろな意見がでました。

 

・公民館長の連絡先は個人情報となってしまうため、Webへ掲載することはできない。であれば、パスワード式の鍵に代えてしまい、鍵の貸し借りを不要にしてしまう。

・公民館の管理を委託してもらう。

等々、公民館を借りやすくする為のアイデアがでました。

■実は凄かった小田原城

 http://machien6.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=20867285&i=201310%2F23%2F21%2Fc0110121_17283355%2Ejpg

小田原の城と緑を考える会の山本さんによる小田原城のガイダンスが行われました。戦国時代の小田原城は今ある城址公園の範囲をはるかに超えた周囲9キロにもおよぶ城郭都市で、北は関東学院大学のあたりから寺町周辺まで、東は山王川の手前に現在は暗渠となっている川を水堀代わりに、西は早川の手前に土盛り、南は相模湾と山と海と湿地帯に囲まれた天然の要害だったそうです。日本には城郭都市がほとんど見られないので、非常に珍しいものと言えるでしょう。

 

また、障子堀という壁で区切った珍しい堀が小田原城の周囲に掘られており、建築のために地面を掘ると障子堀の遺構が発掘されているそうです。残念ながら発掘した堀は、記録が終わると壊されてしまうそうです。

 

小田原駅東口お城通り地区駐車場でも遺構が発掘され展示の動きがありますが、市民が保存のための声を上げてほしいとのことでした。

 

https://conv.bingocms.tech/field/lifelong/property/kouhoushiryou/p16440.html

■公民館×小田原城

 ディスカッションでは小田原城とその周辺の公民館を活かしたアイデアが色々と出ました。

・皇居ランのように城址公園の周辺を走るランナーのためのランナーステーション(着替えやロッカー機能)

・箱根駅伝の時に応援や関係者が休憩できるスペースの提供

・1号線を走る自転車ロードレーサーの為の休憩所の提供

・ツーデーマーチなどの休憩所の提供

ほかにも

・小田原の街中の写真撮影イベントを開催し拠点として公民館を利用する。

 

 

 

■最後に

地域にある公民館は、みなさんの大事な資産です。地域の人が集う場所として、災害時の拠点として今以上に有効活用されると小田原の街はもっと楽しいものになるのではないでしょうか? 
(記 山口哲郎) 
 
 
   
    
 

2015/01/09 10:27 | コミュニティ

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